花梨

 最近、花梨のことばっかり書いてるな。他にネタが少ないってこともあるし、一番大事だからということもあるし。
 全般的にとてもカワイイ花梨ではありますが、時々本気で怒ることも、そりゃあもう、あるわけでございますよ。今日も今日とて散歩に連れて行って、先日は拒否された「市民広場」へと連れて行ってみました。市民広場、という名の通り、市が管理している広場でありまして、ちょっとしたアスレチック遊具があり、スポーツ用の多目的コートが真ん中にあり、周囲を木が囲むように生えており、さらに川が近くを流れており、というロケーション。裏の方から侵入(?)し、のそのそと歩いていたら、花梨がパク!パリパリッと何かをお口にいれて食べようとしています。その素早いことったら。慌てて口をあけさせて中を確認したら、どうやら骨!この市民広場、今のような時期には休日にバーベキューを楽しむ人もいます。骨付きの肉を焼いて、うっかり骨を落とした人でもいたんでしょうかね?通常骨は固く、花梨がパリパリと煎餅のように噛み砕けるシロモノではないと思いますが、よく加熱されて食べやすい硬さだったんでしょうか。現場を詳細に検証したわけではありませんが、ゴミが放置されていたとか、変死体の一部だったわけではないようです。
 こんのバカタレが!と悪態ついて、家に向かう帰り道、またもやパク!と口に何かを入れた花梨。すかさず鼻先を掴んで口をあけさせる私。おのれ、一度ならず二度までも。許さん。で、また口の中を確認すると、ひからびたミミズさんですよ。うげぇ、ですよ。そろそろガーデニングに一段と熱が入る季節なんでしょうかね?避難してきて、そのまま道端で力尽きたミミズさんたちがソコココに。
 ミイラになったミミズさんを取り出した後、
「バカタレッ」
という怒声と共に暴力的制裁を受ける花梨。ビンタが一発。散歩中は気分がハイになっているようで、叱ってもあまり効果なし。自宅だったら、叱るときは私が振り向いただけでオーラを感じ取ってシッポを丸めて
「ご、ごめんなさい、ごめんなさい、怒らないで、怒らんといて。お腹出します。降参のポーズでーす。許して!撫でて!」
と仰向けになるんですが。
 でも、あいつは謝罪はしても、反省はしないんだよな・・・。