ぶふっ

 朝っぱらから会議の招集がありまして、まぁ以前からメールで連絡は来ていましたが、私の業務とはこれっぽっちも関係ない話なので無視することにしていたんですが。
「そんなのは許さん。」
とお達しがあって、すげーイヤな顔して会議室へ出頭したわけです。
 案の定、私とは関係ない議題で、しかも進行役をすべき人がヘタクソで、会議ってシロモノじゃない状況に。
「目を開けたまま眠れないかな。」
とか考え始めてました。そんなんで2時間も経った。会議ってのは、基本的に意見を応酬するもんだと考えてますが、今日のは単なる提案事項って内容で、これなら最初にメールを流しとけば、今日は各人の立場からの意見の交換・調整で済んだんじゃねーの?みたいな。
 特に、私と同じ部署の人は
「なんで俺はここに呼ばれてるわけ?関係ないんだけど。」
って、皆思っていて、どんよりした空気が肩凝りを助長するような雰囲気。だって、お隣の課で産休に入る人の引継ぎがどうこうなんて、その課内で会議しろってことでしょ。しかも、今更何を言ってんの、もっと前から分かってる話でしょ、と言いたい。
 うんざりして顔をあげたら、我らがN次長が、鯛が靴履いてる顔してました。口をとんがらかして、ドナルドダックみたいな顔してやんの。
「ぶふっ。」
思わず吹き出した私でありました。いくらなんでも、その顔はないだろう、卑怯だ。クレーム報告書ものですよ。