うるさいオヤジ

 朝、背筋の痛みがかなり治まったので、花梨の散歩を再開しました(土日は母が連れて行った)。で、地元の公立幼稚園の前を通りかかったところ、ゴミだししようとしているオヤジが、道の反対側にいました。そのまま通り過ぎようと思ったら、何かブツブツとぼやいている様子。が、私に向かって言ってるのとは違うような・・・?朝っぱらから酔っ払いじゃないだろうな、ムシムシ!と歩いていると、
「園児が踏んだりして、よけいヒドイことになるんだよ。」
と聞こえてきまして。何を踏むんだ?と思っていたら、
「ちゃんと始末できないなら、犬なんて飼わなきゃいいんだよ。」
と、最後のところは急に大きな声で。
 どうやら、犬のフンについて怒っているらしいと分かりましたが、分かった途端に、反射的に怒りが湧いてきた。沸点が低い私。
 私はちゃんと、自分の犬のフンは始末してます。あれこれ持ち歩くのはイヤなので、ポケットにスーパーのレジ袋を2個ほど入れておいて、犬がフンをしたらビニルを手にかぶせて、フンを掴んで袋をクルっとひっくり返せば、フンは袋の中へ。で、その袋の口をしばって、あとはブラブラと下げて持って帰ります。ただ、この方法だと、
「あの人、フンを始末する道具を持ってないみたい。ああいう人は困るわ。」
と思われるかもしれません。特にまだビニル袋を提げてないうちは。でも、始末はちゃんとしてる。
 なのにあのオヤジは、他の飼い主の不始末に対する苛立ちを明らかに私にいやみったらしく大声をだすことによってぶつけている、と感じて、反射的にむかついたわけです。手に持ってた袋をオヤジにぶつけて
「うちはちゃんと始末してるよ、オラ!」
と怒鳴ってやりたかったのですが、ついでに
「そういうオヤジ、お前こそちゃんとゴミの分別くらいしろ。その手に持ってる段ボールは燃えるゴミじゃなくて古紙の回収日に出すんだ!」
と言いたかったのですが、もう面倒くさくなってそのまま通り過ぎちゃいました。花梨の散歩でよく通る道なので、遺恨を残すと後日の散歩に差し支える・・・。
 帰ってから母に言ったところ、
「その人、お母さんも会ったことあるよ。向こうも散歩中だった。17年も飼ってるって犬だけど、丈夫だから一度も獣医さんに見せたことがないって言ってた。」
ということは、フィラリアの予防もしてやってないってことだな。狂犬病予防すらしてなかったりして。その前に登録してんのか?
 善意に解釈すれば
『犬のフンの不始末は本当に困ったもんですからね、まったくね。』
って同意して欲しかっただけかもしれないけどさ。朝っぱらから見ず知らずにブチブチ言うなっての。