茶会

 某料亭の15周年の記念茶会、H先生が席持ちを頼まれたことにより、行って参りました!去年11月にも久しぶりの茶会をしたばかりですが、そのときはお客が100人前後。今日の茶会は200人のお客を捌くので、もうちょい大変そう。
 H先生のそのまた先生という人が、はるばる東京からやってくるので、H先生も気合の入り方が違う。けど場所の問題もあって、お手伝いのスタッフは少なめ。どうなることやら。とにかく、お昼ご飯を食べてる時間も、化粧を直してる時間も無いことが予想されたので、私としては念入りに化粧して、お腹が空いても大丈夫なように帯をグイグイ締め付けて、意気揚々と出かけてまいりました。そして、雑巾のようになって帰ってまいりました。
 薄茶席のせいか、お客はスムースに流れてくれて、大きなトラブルも無く、片付けもとっとと終わらせることが出来ました。
 今回のお茶会は、H先生の親先生が来るちゅーことで、K先生の姿もありました。K先生はなぜ先生と呼ばれているかと言うと、茶名を持っているということよりも、お医者さんだということがあります。勤務医時代も、忙しい中を時間をやりくりしてお稽古に来ていましたが、開業したらロクにお稽古も来られないような有様というのをうわさで聞いていました。同じ社中の女性と結婚していたはずが、いつの間にか離婚していたというナゾの人物でもあります。なんか複雑な事情がありそうなのですが、あんまり複雑すぎて、もうどうでもいいです。うん。このK先生、実はうちの長兄と同級生らしいです。なぜ茶道に興味を持ったのか?不思議だけど、茶名を取るくらいだから、生半可じゃ出来ないよなぁ。
 この茶名っていうのを取ると(踊りで言うと、名取ってのと同じですかね)、男性の場合は着流しに十徳っていう黒い紗だか絽だかの羽織を着るんですが、この格好はちょっとオッサンぽいので、あまり若い人には似合いません。男性はハカマの方が、茶会では華やかでいいなぁって思うんですけどね。そもそも、茶席には色無地が好まれて、皆着物を着ている割には地味な色合いが多いので、せめて若い人はキレイな色で明るいのがいいですよねぇ。って言いながら、私も地味な色の方が着ていて落ち着くタイプです。