久しぶりの高崎

 久しぶりに高崎は高島屋へ行ってきました。我が家では、タカシマヤのことをタカマシヤ、と言います。昔、私は口がよく廻らない(頭もな)子だったので、何回教えても、タカマシヤ、って言ってたそうなんです。あと、消しゴムのことを、ケシモグ、とも言ってたそうです。けしもぐ、それはそれで可愛いじゃないか。そんなことはどうでも良くて、今日は母が入院中にもらったお見舞いのお返しを買うのが主な目的です。
 ちょうど、時節柄、お中元を買い求める人で結構混んでました。うひー。既に、届いていたカタログで品物を選んで届け先も記録しておいたので、さして手間はかからずに済みました。それより、ガキどもの行儀の悪さに辟易です。母親は品物を選んだり会計を済ませることに集中していて、子供が何をしているかなんて全然見てません。まったく、誘拐のチャンスだらけですよ。お中元で手続きしている間にも、イスに大人しく座っていられなくて足をブラブラさせて、隣にいる私の足を蹴飛ばしてみたり、机をガンガン鳴らしてみたり。イライラを最高潮に募らせている私に、母が一言、
「あんたは、子供を育てられないね。」
まったくその通りだと思います。
 あとは、セールなのでちょいと洋服を買いました。母も珍しく買いました。通院用に、前開きのブラウスを2枚。が、半袖のブラウスっていうのが無くて(というより、探す前にお店の人に捕まってしまっていた)、案の定、
「私にも編んでよ、前開きの半袖。」
って言い出してました。今、編み始めたやつは、母用のつもりなんですが、まだ本人には言ってないです。が、本当は自分用に買っておいた糸で編み始めてたら、
「それは、あんたには色が地味すぎるよね。」
と盛んに言います。狙ってる…、絶対に狙っている!ちなみに、完成した葡萄色のプルも、編んでいるときは
「うわー、いやな色ね。派手ね。それは要らない。」(あげるって言ってない)
と言ってたくせに、完成品をぶら下げておいたら、
「もらおうかなー。」(あげるって言ってない)
だと。油断ならん。
 素直な人は、ここで、
「これはお母さんのだよー。」
って言うんでしょうが、意地悪娘としては、最後まで教えないで編みます。しかし、補正原型なんか使ってるから、出来上がって、母がいらないって言い出したら、解くしか無いんだよなー…。