ATMで宝くじ

 残業で、部品の発注をしていました。ファックスを終えて、伝票は明日送るか、と片付け始めたところで、早速K社のKさんから電話が入る。
「たじんこさん、これ、すっげー数が少ないっすけど。」
「そーですねー。」
「増やしてもいいですか。値段は変えられないんでしょう?」
「よくお分かりで。最低ロットはいくつだっけな・・・、いいや、好きなだけ作ってくれれば。」
「いいんですか?本当に良いんですか?」
「いいっすよ。もう、どーんと来いってなもんだ。」
「・・・たじんこさん、何かありましたか?」
「うーん、まぁ、色々と。」
「何がどうしたんですか。」
「一番はね、働かないで暮らしたいってことですねぇ。」
「まーた、そういうことを言う。」
「何回でも言うたる。宝くじ、当たらないかなぁ。」
「買ったんですか?」
「買ってません。」
「当たるわけ、ないじゃないですか!」
「そーなんですよねー、あははははー。」
「そういえば、足銀のATMで宝くじが買えるんですよ。」
「まーた、私が知らないからってそういうウソを教えるんですね。」
「本当ですよ!」
電話を持ったまま周囲に「ねー、足銀のATMで宝くじが買えるって知ってる人ー。」と聞く私。知らないって答える数人。
「皆、知らないって言ってますよぉ。」
「本当だって!俺、よく寄りますもん。」
というわけで、足銀のATMでは宝くじが買えるらしいです。キャッシュカードで。へぇへぇへぇ。

 私もマジメに仕事しなくちゃ、いかんな。たぶん、この日記を読んだ人は、
「たじんこの奴、いつ仕事してるんだ、給料ドロボーめ。」
と思っていらっしゃることだろうし。