毒ガス

 ここからの文章は、面白いけど品のない話なので、そういうのがキライな人は読まないほうがいいでしょう。

 朝、私が朝食を終えて新聞をめくっているとき、私の真後ろで花梨が朝ごはんを食べていました。ちなみに、私の茶の間では家具調コタツがちゃぶ台代わりでもあるので、床にペタっと座っているわけです。で、朝っぱらから私が、「ぷすうぅっ。」と毒ガスを発射してしまいました。スカシッペな毒ガスです。これが思いの外、悪臭だったようです。花梨が直撃を受け、むせてしまったのです。音がなかったので、すぐ側の母には毒ガス発射がわからなかったようで、急に花梨がむせて、ご飯を食べるのをやめてしまったので心配な顔で
「どうしたんだろう。また具合が悪くなったのかな。」
と言いました。そこで、私が言いました。
「あ、今オナラしたからじゃないかな。」
「え?花梨が?」
「うんにゃ、私が。」
朝食に相応しくない私の行動とセリフが、非難の嵐を浴びたことは言うまでもありません。だって、出ちゃったものは仕方ないじゃん・・・。でも、花梨には謝っておきました。ごめんよー。