そんな季節がやってきた

 で、会社の帰りに近くのスーパーへ。ここは、小さいけど、最低限の道具類などは揃ってるし、私が密かに値段が手ごろでウール100パーセントで使いやすいと思っている「ハマナカ・アーバンライフ」がワゴンにゴロゴロ置いてあるので、チョコチョコ寄り道している。
 目指すは輪針の短いやつ。7号から11号までを1本ずつ買う。今は8号で編んでいるんだけど、ゲージ的にちょっときついかも、と思ったので、2作目以降はもうちょっと太い針にしようと思ったのです。こういう場合、全部揃えちゃったりするのが私の悪いクセなんだけど、他のサイズは、また必要が生じたら揃えようという自制心が珍しくも働いた。
 で、毛糸も物色。子供向けのカワイイ色無いかなーと思ったんだけど、色目がいいなと思うとアクリルが混ざっていたり、オール・アクリルだったり・・・。たしかボランティアはウールって書いてあったなぁ・・・、アクリル混ざってもいいんだっけ?帰って調べないと分からんな・・・。で、毛糸の棚の真ん中を陣取っている、若い二人がジャマだった。二人のうち、一人は真剣に糸を確認している。もう一人はお付き合いで横に立っているだけのようだ。
「その色が、好きそうな感じ?」
「うーん、たぶん、好みだと思う・・・。」
あー、もしかして彼にプレゼントなんだろうか。でも今時の若い子は、自分のことでも
「好きだと思う。」
なんて客観的な言い方をするかも・・・。で、彼女はお店の人を呼んで
「これ、24玉欲しいんですけど。」
と在庫を確認していた。24玉・・・。並太か、極太の糸だからなぁ。相当大きな作品を作るのか?あ、セーターとマフラーと帽子のセットとか?
 別に人のことはどうでもいいじゃないか、と思いつつ、気になる私であった。今から編んでプレゼントするというと、やはり狙いはクリスマスだよねー。