ブーブー

 「飛べない豚はただの豚さ」という名セリフでおなじみ、「紅の豚」のDVDを見返しておりました。ジブリ作品の全てを見ているわけではないですが、お気に入りは何回も見てしまいます。不思議なもので、「ナウシカ」を見ているうちに「天空の城ラピュタ」を見たくなり、ラピュタを見ているうちに「もののけ姫」が見たくなり、というジブリ・リレー状態。「もののけ姫」は、わざわざ英語バージョンで字幕付きにして見るという念の入れよう。英語の勉強、というわけではなく、X−ファイルでスカリー捜査官を演じたジリアン・アンダーソンがモロの吹き替えをしているということを知り、それは確認せねば!と。確かに、ジリアンさんの声でした。シシ神のことをなんと呼んでいるのかと思ったら、スピリチュアル・オブ・なんとかって聞こえました。シシ・ゴッドじゃないのか(汗)。しかも、なんとかって、あんた。ちゃんと聞き取れよ。タタリ神のことをデーモンと呼んでいて、日本古来の”八百万の神”と、西洋における神の違いというか、文化の違いというか、歴史というか、そのあたりの違いを考えながら見てました。
 どちらかというと、映画は洋画が好きなんですが、あちらでは当然常識的に知っていることになっていることも私には常識じゃないというか、そういう点で、現地の人々とは違う見方になってしまうし、理解度も違うんだろうなぁ、なんて思います。うーむ、うまく表現できないんだけど。壁に飾ってあるのが聖書から抜粋された一節ということで、その部屋の使用者が信心深いということを表現してあっても、それが聖書の一節だということを一瞬で理解できる日本人って、どのくらい居るのだろうか。
 ところで、聖書って単なる読み物としても面白いと思いませんか?我が家には聖書が一冊あるんですよ。でも、読破はしていないんです。でも、一度は読んでおきたいって思ってます。なぜ聖書があるのか?というと、長兄が大学生のとき、ちょっとキリスト教にハマっていたからです。兄が学生のとき、私は幼稚園とか小学生だったのでそのあたりのことは記憶に無いんですが、母が言うには長兄は次兄にむかって
「教会に行ったらお小遣いをやる。」
とそそのかしていたようです。すでにこの時点でキリスト教の精神を学んでいないと判断できますね。神を信仰するのは、金で人をつることではないだろうに。