アポロ13

 というわけで、長崎屋から帰宅してお昼ご飯を済ませたならば、DVD鑑賞会です。本日購入したのは『アポロ13』という映画です。大昔にレンタルで一度見ました。今日久しぶりにタイトルを見て懐かしかったのと、1500円ちょっとというお値段に惹かれて。
 SF物って、嫌いじゃないなぁ。すっごく好きというわけでもないけど。これは、事実を元に作られた物語のようです。息を止めて見入るようなシーンが多いです。く、苦しい…。
 ひとつ気になったのが、宇宙へロケットなりシャトルなり発射させてから、有人の場合は帰還まで、乗り物が脱皮の如く姿を変えるのですよ。まー、仕方ないことなのかもしれませんけど、あの調子でいくと宇宙は相当ゴミだらけですよ。ジェラルミンだかアルミだかステンレスだか知りませんけど、宇宙空間で腐食して自然消滅することは無いでしょう。宇宙だったら捨てたままでいいのかよー。納得いかないなぁ。
 納得いかないといえば。1961年、旧ソ連ガガーリンが世界で初めて宇宙飛行に成功した、という事実。でも、それは世界ではじめての人、という意味であって、実はその4年前、ロシアのクドリャフカというライカ犬が、人工衛星と共に打ち上げられていたのだ。人工衛星というのは通常、使い捨てである。このライカ犬も、地球に戻ることは無かった。発射後7日で酸素がなくなり、その後も衛星は飛び続けてその後大気圏で燃え尽きた。
 人間を宇宙に送り出すとき、その帰りの安全にも万全の対策をしたはずだ。なのに、犬だったら帰り道を確保しなくていいのか。そもそも、クドリャフカには、エサも水も用意されなかったんだろう。人間を飛ばす前に、動物で実験したというところなんだろうが、どうにも納得できない。そのやり方が、あからさまな使い捨てということに腹が立つ。
 ちなみに、クドリャフカのことを知ったのは、川原泉さんの『ブレーメンⅡ』という漫画です。なかなか面白いと思うので、よろしかったらどうぞ。