司法試験

 会社から自宅へ戻ると机の上に手紙が置いてありました。私が卒業した大学の同窓会からの定期的なリーフレットです。総会に皆で出席しよう、とか、こんな活動してまっせ、という内容です。あと、教授がたの近況とかか?
 私が入学したときも歴史の浅い大学で、経営学部しかなかったんですが、私が2年生になったときに、法学部が出来ました。その法学部出身者から、初めて司法試験の合格者が出た、ということで、大きく取り上げられていました。私も、すごいなぁ、と感心しました。難関ですからねー。
 就職が厳しいという世間の事情を受け、ただ大学を卒業するだけではダメ、資格を取らないと、と税理士の試験を目指して専門学校に通っていた後輩を思い出しました。今、どうしてるかなぁ。努力家だったから、今は立派な税理士になってるかもしれないなぁ。
 実は私は公務員を目指していて(サラリーマンより収入が安定してるだろうという安易な発想)、法律関係も少々かじったことがあります。大学側では、某専門学校に依頼して、特別に講座を開いたりしてました。そういう点、私立大学だったせいか、対応が素早いなぁ、と感心したことを覚えてます。が、結果から言うと、落ちました。わはははは。
 だから余計に、司法試験に合格した何某君のことをスゴイ!と思えるわけです。法律のことを勉強する自体は嫌いじゃなかったけど、なんであんなに色々法律ってあるの?なんでわざわざ理解しにくいようなお堅い表現なの?
 当時の名残で、我が家には小六法が3冊も。しかも1冊は落し物を拾って、持ち主が分からないので貰ってしまったというのも。大学では、一定期間落し物を預かっておいて、教科書などは持ち主が申し出なかった場合は希望者に配布してたんですよ。
 公務員試験のためだけでなく、大学の一般教養講座でも法律の勉強をさせられました。必須科目だと、単位を取らなくちゃならんので。憲法民法、手形小切手法。ほっとんど忘れたです。手形要件なんて、試験に出るぞって言われて一生懸命覚えた記憶はあるのに、肝心の中身はどこへ消えたんだ。