稼いでいるのは

 今日のお昼休みに、いつもの仲間とオシャベリしていてですね。4人でつるんでいるうちの二人が既婚なわけでして。話の流れで、家計のことになってですね。
「俺の方(ダンナ)が多く稼いでいるんだから。」
というセリフが出てくることについて、ヒトゴトながらカチーン!と来ましたですよ。

 法律上から言えば、家計にかかる費用は折半ということになるわけでしょうが、専業主夫と専業主婦については、お互いに納得できていれば、金銭的な件についてはパートナーの稼ぎで賄うことに問題はないわけです。きっちり一円単位までワリカンしてる人の方が珍しいだろうな、やっぱり。

 私が知る限りでは、男性の方が多く稼いでいる、女性は出産を機に一旦は一線から退き、というパターンが多いように思います。産前産後と育児について休暇が取れるとは言え、復帰できるかどうか、というのは難しい。私が勤める会社程度では、本当に難しい問題だと思います。自分がいない間はどうしても他の人に負担がかかるわけで、復帰したときも全く同じ職種に戻れるかというと、その仕事内容によっては???なわけです。もちろん、男性が育児休暇を取ったっていいわけですが、まだまだ現実は少数派ですよね、そういう人は。
 女性からしてみると、将来的に自分の収入がなくなることも見越して、共稼ぎの間に少しでも貯金を増やしておきたいところでしょう。が、家計を預かっている責任もあり、贅沢しないようにしていると、不満を募らせたダンナが
「俺の稼いだ金なんだから、もっと使わせろ。」
なんて発言するわけですね。ヒトゴトだけどカチーン!確かにそっちの方が稼いでるだろうけどぉ、年収一億とかで贅沢させてもらってるわけでもないわけでぇ、そんな威張って言われる筋合いでもないと思うんですけどぉ。
 ま、確かに人が稼いできた金でも、とんでもなく浪費している人もいるわけで、一概に断罪出来ないけどさー。

 でも、お金の話ってのは突き詰めて話し合いづらい話題ではありますが、結婚する際にはきっちり決めておきたいコトでもあります。なーんて、偉そうに書いてる私ですが。見合いの話がチラホラとあった頃、一番にチェックしたのは収入でした。自分のことは棚にあげて、多少顔がまずくても稼ぎがあったらガマンするわ、なんつって。でも、何より愛がなくちゃダメだろー、愛が。でも、見合いで愛を育むって、私には難しいことでした。なんつーか、打算的人間なもので、でっへっへ。
 こうなったら仕方ない、自分の稼ぎの範囲で暮らします。そうだ、宝くじ、どうしようかな、まだ買えるかな。