知ったかぶり

 先日、自分があまりにも料理の才能どころか常識もないので、思わず本屋で見かけたときに買った「料理の常識」。本当は、自分でちゃんと生かさないとダメなのよ、たじんこちゃん。(心の声)わかってますがな、わかってますけど、なかなか出来まへんがな。(たじんこの言い訳)
 この本によると、焼き魚のときは、網やグリルはよく温めておきませう、ってことなんですね。料理好きの方にしてみたら、
「そんなことも知らないの!」
って怒られそうですけども。そういえば、自分で魚を焼いたり煮たり、なんて高度なことはしたことありません。煮魚は、煮汁が沸騰してから入れると良いんですって!奥様、ご存知でした?
 で、今日の昼休み、新婚さん二人が、魚の焼き方について色々はなしていたので、思わず知ったかぶりして
「網をよく熱してから焼くといいらしいよ!」
と申してみました。へー、と驚かれました。ぶほー(ちょっと得意げな鼻息)
 私にとっては意外なことに、二人とも本を見ながら料理ということはしないそうなんです。特に、そのうちの一名は結婚前から料理は好きでないことを公言していただけに。実は、私は料理をしないくせに、千趣会あたりで買い揃えた料理本シリーズがあります。使えよ!いやはー、あの頃は若かったので、いずれはダーリンのために料理作ってあげるの。でも、裸エプロンとかはしないぞ!とか妄想していたわけです。今?今は、そんな相手がいないのに作ってあげるもヘッタクレもありゃしません、介護って大変なんだろうな、という妄想が現実味を帯びています。母ちゃんガンバレ。ま、特に我が家の場合は母も料理が苦手であるので、母に教わることはなく、本から教わらなければならないのですが。
 本屋さんによっては手芸の本がものすごーく少ないですが、料理の本はそれなりに充実しています。いちいち本ばっかり頼ってたらキリがないってことなんでしょうけども。
 あんまり味にこだわりがあるダンナさまは困るなぁ、ちょっとくらい甘かったり辛かったりしても、
「次ガンバレ!」
ってモリモリ食べてくれる人がいいなー。でも、私が寝坊したときは、コーヒー淹れてくれてー…。