花梨ラブ

 花梨がいなくても、生きていけるとは思うものの、しばらくの間はものすごーく廃人みたいな生活になりそう、と思っているたじんこです。
 セキチューが新装開店(ちょっと内装を変えた)というので、先日見学して参りました。買い物しないでやんの。全体的に棚が低くなったかな。なんとなく圧迫感が無くなって、快適です。で、もちろんペットコーナーをチェック。通常はガラスの向こうのケージに居るはずの子犬が、運動のために外のサークル(外っつっても店内だけども)に。レモンカラーのビーグルがいて、もちろんウハウハしながら近づいたのであります。
 が、仲間の子犬がサークルの外でお客さんに抱かれている(どうやらシーズーだかマルチーズを買うつもりで来たらしい)が気になって仕方ないレモンカラー君、私にはちっともなびかない。
 犬でも猫でも一緒に生活しているうちに、お互いのリズムっていうのが出来上がるもんで、リズムというか、お互いの呼吸というか・・・。例えば、花梨と私がちょっと離れていて、花梨は寝ていて私は本を読んだり編物しているとき。花梨のお尻をふと眺めていると花梨もムクっと起きて視線が合って、私が手をニギニギして見せると花梨が足元まで来て、そんで私が花梨の背中をマッサージしたり肩を揉んだり・・・。あるいは、
「ピコピコで遊ぶ?」
って言うと、音が鳴るぬいぐるみを持って来るとか。(ぬいぐるみを持ってくるのは花梨のほうですよ?たじんこがシッポを振って持ってくるわけではありません、念のため)
 見た目で言ったら、花梨より子犬の方がかわいいのだろうけど、やはり9年一緒に暮らしてきたら、その年数分の「情」がジワジワとあって、それは簡単に断ち切れるようなものではないのだなぁ、としみじみ思いながら帰りました。そんで、家で花梨に
「やっぱりお前が一番かわいいなぁ、私にとっては。」
って頭を撫でてたら、花梨は
「何を今更。」
っていう顔してました。