誘導

 えー、本日、茶道のお稽古に行った際に、来年の新年会の話になりまして。通常、茶人の新年会とけは、初釜と呼ばれる茶会なわけですが、その会場を押さえたり、お点前する人を決めたりスタッフ決めたり、ちゅーことがゴタゴタあるのですが。近年、ここで何回も書いている通り、先生のところでお稽古していてしかも若くてこき使える弟子たちが、結婚によって遠方に引っ越してしまったり、あるいは出産・育児生活に突入してしばらくお休みしているため、内輪で茶会するっていうのも、ちょっと面倒な事態になってきました。しかも、11月に茶会があって、来年は4月に怒涛の茶会2連発があるということで、先生自身が少し手抜きをしたくなった皆に楽をさせてあげようと思ったのでありましょう。来年は食事会だけなのです。わー、着物着ないで洋服で行っちゃおーっと。
 で、なんと予約した会場から迎えのバスも来てくれるということなのですよ。が、そのバスが来るのはJRの駅です。うちから歩いていける距離じゃない。いや、歩けと言われれば歩けるけど。
 で、その駅まで他の電車で行くか、あるいは車で行くかってのが問題になります。車で行ったら酒は飲めません。てか、私はあんまり酒が飲めないので(ほほほ、本当ですよ!)(キャラクターに合わないと思われても、飲めないものは飲めません!)、車で行くのにやぶさかでないのですが、私が車で行きますって言ったら、ぜーったいに、先生と、Tさんと、Aさんあたりも乗せていくことになりそうです。案の定、今日先生に
「たじんこさんは、車で行くの?」
ってカマかけられました。いつもは何も考えずに反射神経でYES・NOを言う私ですが、今日は反射神経を抑える事に成功しました。
「えーと、電車のほうがいいかなーとも思ってるんですよね。」
既にTさんは、私が車で行きますって答えを期待して、ものすっごく視線を送ってるのが私の横っ面にチクチクチクチクと来てるんですよね。い、痛い。
 私はね、皆さんのこと好きですけどね、だからといってどこかへ車に乗せていくたびにね、予定外の”あっちにも行きたい・こっちの用事もあるんだけどぉ”っていう行動にまで付き合いたくないんですよ。さっさと家に帰って引きこもって編み物したいから。
 あくまで態度に表さず、表情に出さず、皆様の期待通りには動かないっていう、かなり高度な技にチャレンジ中です!にこやかーに、自分の主張を通すぞー。