映画

 『ベストフレンズ ウェディング』を観ました。この映画、観たいと思ってはいたものの、中々観る勇気が出なかったのです。
 この映画のストーリーは、ご存知の方も多いと思いますが、ジュリア・ロバーツ演じる主人公は、親友であり元恋人の男性が、お互い28歳になっても独身だったら結婚しよう、という約束を交わしていたものの、期限のギリギリのところで元恋人の方に若い恋人が出来て、結婚することになったという連絡を受けて、ジタバタと悪あがきするというものです。
 丸っきり同じ経験はしてませんけど、自分もいいなって思ってた人が、よりによって友達の彼になってしまって、という経験があるので、もっと若いときは身につまされてしまうんじゃないかと思って観る勇気が出なかったってわけですよ。が、それも遠い遠い過去となりましたので。ま、コメディな映画なので、あんまり深刻に考えることも無いんだけどねぇ。
 でも、結果から見ると、別に身につまされるようなことはありませんね、もっと早くに観ていてもね。私は普段は、傍若無人・唯我独尊という性格ですけど、この映画の主人公みたいに、積極的に二人の仲をぶち壊そうとか、そういう度胸はありません。そんな行動力も無い。主人公の仕事仲間で友人でゲイのジョージがすごく面白い。彼は、元恋人を取り戻したくてジタバタする主人公に、実に的確なアドバイスをします。それは、元恋人に愛を告白しろ、と。で、多分、元恋人は、主人公ではなくて、現在の彼女を選んでそのまま結婚するだろう、と。そして、映画は本当にその通りになっていくのであります。
 ものすごくワガママなこと言ってるのに、なぜかカワイイのはジュリアが演じているからかなぁ。ちなみに、花嫁の役は、あのキャメロン・ディアスでした。
 もう一本借りたのは、「ラブレターズ」という映画で、なんとなく、「マディソン郡の橋」を思わせるようなストーリーでした。小さなラジオ局でDJをしているヒロインは22歳。40歳の写真家と知り合い、恋に落ちますが、相手は妻子もちだった。一方で、病気を患っていた母親が亡くなり、彼女は母親の遺品を整理していたときに、手紙の束を発見。それは、母親が密かに家族を裏切って不倫をしていたときの手紙だったのであります。
 この主人公を演じていた女優さん、たしか「フォーチュン クッキー」のお母さん役の人…。
 全体に暗い映画でした。最近は明るい映画の方が好きだな。