太田に大物芸能人

 っていう、うわさが、ここのところ、すごい勢いで流れていました。太田市には、国際アカデミーだかなんだか、名前は覚えてませんけど、すべての授業を英語オンリーで行われるという学校で、入学には、日常会話は英語で出来るのが条件とかいうのを聞いたことがあります。英語圏育ちならともかく、日本で育ちながら日常会話を英語で出来るというのは、両親が英語でしか会話しないとか、そんなことしか思い浮かびません。
 英語が出来ないから、僻んでると思われても、別に痛くも痒くもないんだけれど、日本語をまともに話せる方が先だろうよ、というのが私の個人的な見解です。英語が出来るというのは、確かに、有力なスキルになるでしょう。しかし、実際には、プラスアルファが必要だと思うんですよ。そもそも、自分は何をしたいのか。どんな仕事に向いているのか。そしてその仕事に必要なのは何か、ということで、たとえば学者になって学会に出るときに英語が必要だから英語を身につける、のであって、英語だけできても学者にはなれない。英語をつきつめて通訳になるとしても、どんな通訳をするかによって、色々な分野の専門的知識が必要とされ、英語だけできても仕方が無い。…と思うんですけど、個人的に。
 しかし、自分が英語能力が低くて、子供もいない状態で色々と言っても説得力が無いんだな。
 で、その太田の学校に、キムタクの娘が入学するという噂が群馬県内で飛び交っておりまして。初めて聞いたときは、
「そんなワケないだろう。そもそも、東京の方が教育関係も何かと充実しているんじゃないの。わざわざ田舎に来て、あんだけ忙しい芸能人がやっていけるわけがない。」
と思ったんですが、その後もその噂は消えることなく、太田市内に建築中のマンションを購入したとか、太田のイーオンで買い物しているのを見たとか、はたまた太田のイーオンで撮影したという携帯画像まで出回る始末。
 で、今朝の朝日新聞に、
「まったくのデタラメです。」
という記事が出ていました。新聞の記事になるほどデカイ噂だったのか、って逆にビックリしました。が、あんまり噂を良く聞くので、さすがに本当かもしれないって思い始めちゃったよ、私。やっぱりウソでよかった。よかった、ってのも変な表現だけれど、噂はやっぱり腑に落ちないところもあったですからね。
 それにしても、なぜあれだけの噂が流れたんでしょうねぇ。誰の口からも同じ内容だったのも、不思議といえば、不思議。でも、そんなものなのかな、噂って。