頑張れ

 取引先のIさんは、ゴールデンレトリーバーを飼っています。ちょうど、花梨と同じ年齢なんです。でも、大型犬だから、花梨よりも体年齢は上になるのかなぁ。脳腫瘍だそうで、今、かなり危ない状況のようです。ほぼ毎日顔を合わせるので、そのたびに
「犬の具合はどう?」
と聞くのですが、一進一退のようです。今日尋ねたら、食事も水も摂取しなくなってしまったということです。
「たじんこさんが、花梨ちゃんが水飲んでも吐くって心配してたけど、あのときの気持ちが今、よく分かった。辛いねぇ。」
うん、飼い犬が苦しいだろうに、それをなんともしてやれないのが辛いよね。何とか頑張ってほしいけれど…。
 先日は、医者に連れて行くついでに、わざわざ会社に連れてきてくれて、久しぶりに会えました。前に連れてきたときは、営業部長という肩書き通り、愛想を振りまいていましたが、先日はぐったり…。でも、そーっと撫でてあげていたら、もっと撫でろーとお手してました。平日は、自宅に誰もいなくなってしまうので、Iさんはここのところずっと、犬連れで通勤。といっても、自分と家族で経営している会社なので、遠慮はいりません。会社でもいい場所を陣取って寝ているゴールデン君なのです。