一周忌

 よくお世話になっている取引先のIさん。愛犬が亡くなってから、一年。なんだか、ついこの間のことのような気がするね。
 元々犬が好きだし、一年経って気持が前向きになって、新たに犬を飼ってもいいなーと思ったようです。せっかくだから、世のために役立つべく、引退した盲導犬を引き取るボランティアに参加しようか、と思ったけど、一緒にいる時間が少なくなるのは、辛いなー、なんて言ってました。思わず
「引退した盲導犬もいいけど、もうちょっと若い犬が良いなら、里親になるのはどうかな。子犬もいるだろうし、成犬もいるし。成犬って、性格が大体決まってくるし、躾けの有無もわかるから、逆に相性の良い犬を見つけやすいし飼い易いっていうメリットもあるみたいよ!」
とおせっかいなことを言ってしまった。
 里親会なんてやってる人のブログ読んでしまうと、
「この飼い主、なーんで犬を飼おうって思ったんだろうなー・・・。」
転勤で引越しする先がアパートだから、なんつってさ。転勤があるって分かってる職種なら、最初から飼わずに我慢すればいいのに。飼うなら、転勤のときも犬を飼える環境を確保すればいいのに。犬や猫は、タダじゃ飼えないってくらい、大人なら理解しろ。
 犬も猫も好きじゃないから飼わない!っていう人のほうが、犬や猫にとっては良いと思えるくらい。
 とりあえず、犬好きなIさんに、いい出会いが巡ってきますように。Iさんは、自分の食い扶持を減らしても犬の面倒はちゃんと見る人です。