休み

 世間では、27日あたりから年末の休みに入る会社が多いみたいですが、私の勤務先は29日も営業しているはずでした。が、先月あたりから、生産ラインが休止するほどに仕事が無いので、さすがに29日は休みになりました。けど、決定するのが遅すぎるだろ。
 単純に連休増えて、花梨とダラダラまったり過ごす時間が増えるのは嬉しいけど、その背景にある前代未聞な不況のことを考えると、あまり喜んでいられないですね。
 私の勤務先は、製造したものを商社を通じて売っていますが、売り先のメインがヨーロッパとアメリカなんです。それが、どちらもパッタリ売れなくなった。しかも、その変化があまりに急激で、間に入っている商社も打つ手が無いほどです。生活必需品というわけではないから、真っ先に買い控えるんですね、皆。
 大手企業が、非正規労働者を中心に人員整理をしていますけど、何かというと人員削減というのはどうだろうね、と思っています。それは、最後の最後にする手段でしょ。ヒト・モノ・カネが会社の財産(情報っていうのが含まれることもあるけれど)のはずだけれど、カネのことを気にするあまり、ヒトの扱いが悪くなってるね。
 もちろん、あんまり仕事に向いてない人員を整理するのは必要だけれど、たとえ賃金を減らしてでも、クビにしちゃうよりは良いんじゃないのかな。さっさとクビにされて、住むところも追われて、なんてヒトを増やしても、世の中も経済もよくはならないと思うんだけど。
 考え方を変えれば、会社にとってチャンスなんですよね。仕事が減ってヒマになった分、会社の体質強化に力を入れられるんだよね。通常業務に追われて見過ごしていた問題点を改善することが出来るんだよね。それが上手くいって、景気が回復したときまで生き残っていられれば、すごくいい結果が待っていると思うのは幻想だろうか。