ぬくぬく

　花梨は、自分用の布団がかなりお気に入りのようでして。朝のメニューを一通りこなす、つまり、ご飯食べて散歩して母が洗濯物を外に干すときにストーカーのごとく付きまとい庭の点検を済ませると、
「さーて、まったり寝ることにするか。」
と考えるらしいのです。が、人間の布団は週に１回干せばいいところ、花梨の布団は天気が許す限り毎日干すので、せっかく寝ようとしても、布団が無いことの方が多いのです。寂しそうな表情で、２回ほど寝床があるべき場所を覗き込み、あるべき布団が無いことを確認して、仕方なしに別の場所で寝ています。
　が、午後２時前後に布団を取り込んだ途端に、さっさとやって来て寝ようとします。ちゃんと所定の場所に置く前に、待ちきれずに布団に乗っかって寝ようとして、
「ほれ、まだじゃ。どきなさい。」
と上にさらに布団（といっても、クッションみたいなやつで、すごく軽いです）を乗せられても、むしろ
「はー、温かい…。」
とマッタリ寝ようとしているのであります。
　違うでしょ、どきなさい、と言っても中々動かないので、携帯で撮影してやりました。どかないなら、こうして日記のネタにしてやるぅ。