心境の変化

 これを認めたら今までの自分に対して負けだ、と思うんですが。今になって、子供を産んで育てる人生もアリだったなーと・・・。
 私が結婚しない理由は、まず第一に『しないんじゃなくて、出来ない』という、実に情けないものなんですが、まぁちょっと言い訳させてもらうと、別に目の色変えて結婚!出産!とまでは考えてなかったわけです。だから、友達が結婚を焦ったり、早く子供が欲しいって言うのが、とりあえず同調していても心の中では、結婚せず子供がいない人生だってアリじゃない・ていうかそのほうが自分の時間がたっぷりあって良いじゃない、と思っていたのです。
 特に子供って苦手で、赤ん坊のうちはとにかく手間がかかるし(授乳におむつに・・・夜泣き?)、ちょっと大きくなったら生意気なこと言ったりギャーギャー煩くなっちゃって、子育ての何が楽しいんだか分からないよ!という心境でした。考え方としては、かなりひねくれてるほうだと思います、すいません、すいません。
 が、つきあいのせまい私の周囲でも、大抵が子持ちとなり、子供の話を聞くにつれて、今までの先入観がなくなってきて、ああ育児の楽しさの一端を窺い知ることができたかも、と思うのです。
 この日記によく出てくるN課長には二人のお子さんがいらっしゃいますが、特に上の子(男の子)は中々面白い子のようで、話を聞かせてもらうたびに、子供ならではの発想やコメントに笑わされています。小学生くらいの子供は憎たらしいイメージを持っていたけど、実はすごく素直で楽しい。
 もし私が20代のうちに、今のように考えるに至っていたら、結婚に対してもっともっと積極的に考えていたんじゃないかと、ふと考えました。が、じゃあ今からでも結婚して出産したいかというと、今からじゃしんどいから、やっぱり一人でお気楽のままでいいや、ってオチなんですけどね。