読書

 面白くて一気読み。

ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書2 「勉強」と「仕事」はどこでつながるのか

ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書2 「勉強」と「仕事」はどこでつながるのか

 1では、どちらかというと教育にかかわっている人が講師として講義している本でしたが、2では色々なジャンルで活躍している人が講師に。
 話が飛びますがNHKで『ようこそ先輩!課外授業』とかいう番組があるの、ご存知ですか?タイトルはちょっとウロ覚え。その道の有名人が、母校で特別に授業するっていう番組です。あれね、すごく羨ましくてねぇ。授業を受ける子供たちが。金を多少出しても、私が受けたいわ、その授業。
 将来、自分は大人になったら仕事をしてお金を幾らかでも稼いで、とりあえず自立しなくちゃ。大抵はそう思う。けど、絶対に政治家になるとか、絶対にプロの野球選手になるぞとか、医者になるぞとか弁護士だとか、色々と憧れてみても、実際にそれを達成できる人ってどれだけいることか。でも、実は皆知りたい。社会人になったら、具体的に何をしているのかっていうことを。それらが分かりやすい職業もあれば、その職業の存在すら知らないっていうこともある。
 国語算数理科社会。それらの勉強を積み重ねた先には、一体何があるんだろう。学校の勉強がそのまま社会に出たときに役立つとは思えないけど・・・。
 でも、視点を変えると、実は学校で学んだことは、こんなに社会人になってから役立つんだってことを教えてくれるのが、紹介した本。特に、将来のこと(就職や受験)と向き合わなくちゃいけない高校生が読んだら、かなり考えが変わるんじゃないかって思う。こんな受験勉強、何の役に立つの?って迷うと、勉強に身が入らなくなる。でも、こういうふうに役立つんだよ!って教えてもらえたら、じゃあ頑張ることは受験戦争に勝つためだけじゃなくて、その先の人生でもムダにならないんだね、って気づくことが出来る。
 この先の人生に悩んでいる高校生に、本当に最適な本だよなーって思う。でも、今36歳の私が読んでも面白いし、今子育て真っ最中の親御さんも、読んで為になるんじゃないかと。