ともちゃん

 うちの近所に飼われている、芝系ミックス犬のトモちゃん。トモちゃんって名前が本当かどうかも分からない。母が聞いてきたのだけど、うちの母はよく聞き間違えてくるから。
 散歩しているのを見たことも聞いたこともないトモちゃん。オス犬だけど、ちゃん付け。最近まで、短い鎖につながれて、安定が悪い場所に置いてあるから思いっきりナナメになってる犬小屋が唯一の寝床。年が明けたころ、その犬小屋の周りを柵で囲って、鎖から解放されたものの、糞がマメに掃除してなくて、しかも囲った面積が狭いから大した運動は出来ないし、日当たりは悪いし、一度飼い主の襟首掴んで説教したい衝動にかられます。犬にしても猫にしても、飼うってのは人間の子供育てる以上に手間ヒマかけるってことなんだよ。金もそれなりにかかるんだよ。それがイヤだと思うなら、ペットを飼う資格なんてねぇんだよ。エサさえ与えてれば良い訳じゃない。
 で、花梨の散歩のとき、トモちゃんがちょうど塀越しに見えるので、声をかけておりました。そのうち、トモちゃんがシッポを振って待っているようになったので、先日から撫でてみました。
 あんまり頭を撫でたりされたことがないのか、最初はビクビクッとしてましたが、3回目くらいから慣れちゃって、むしろ擦り寄ってくるように。うう、可愛い・・・。
 もちろん、その間、花梨は私の足元で大人しく待ってます・・・のわけがなく、ピープーと不満の声をあげています。いいじゃないかよー、花梨なんて、一日に何回も母ちゃんと私からマッサージされまくってるくせに・・・。