悩み中

 『編み物日報』にも書きましたが、ロックミシンを買いました。ロックじゃないミシンは、通販生活で買った3万円弱くらいのやつで、買った当初はこれで満足してたんですが、本気で洋裁するには、ちょっと役不足に感じます。
 前にシャツ縫ったときは、そんなこと思わなかったんだけど。目が肥えたのかな。着てしまえば、多少のことは分からないんだけど、やはりピシっとさせるには、細かいところまでキレイに縫えてないと、って思うんですよね。というか、編み物より誤魔化しが効かないと思うの。
 自分の腕のせいで蛇行するのはともかく、縫い代が重なって厚くなったせいでミシンのパワー不足で曲がったり縫えなかったりって、許せないんですよ。きっ、機械のくせにコンニャロ!バカ!って思う。
 まさか自分が洋裁に目覚める日が来るとは思ってなかったので、ミシンなんてソコソコの性能でいいやって思ってたんだけどな。刺繍は出来なくていいし、まっすぐ縫えて、あとジグザグが縫えれば・・・という条件には、今のミシンはぴったりだった。しかも、小型で片手で持ち上げられるくらいだし。
 でも、先日から使って不満なのが、糸調子の変わりやすさ。一度設定しても、縫っているうちに変わってしまう。縫うスピードが変わっても、糸調子を確認しないと、縫い目が「んん??」って変になってることも。これには閉口してます。布地も糸も針も変えてないんだから、一度設定した糸調子は変わるなよ。
 あと、厚手のものも縫えるパワーはあるんだけど、部分的に厚いのはダメ。ただこれは、他のミシンでも同じ問題はありそうに思える。少なくとも、同じレベルの性能のミシンだったら、やっぱり厚い部分と薄い部分を同時に縫うのは難しいのかな。
 ロックミシンを買う前に、もしかしてミシンを買い換えるべきだったか?でも、ロックミシンよりさらにたくさんの機種があって、ミシン選びは悩ましいんだよなぁ。縫い目のキレイさを取るなら、職業用とか工業用。プロが使うような機種は10万円以上するのが当たり前。そして、重くてデカイ。さすがにそれは無理。予算もそうだし、置き場所もない。ランクを落とすと、家庭用ってことになり、これがまた性能と値段がピンからキリまで。
 かといって、自分の腕前のこともあるしなぁ・・・なんて色々考え出すと、止まらない。
 そう考えると、既製品って、少なくとも私よりは上手な縫製でもあの価格、って考えると、お安いですよねぇ。もちろん高級品もあるけど、そういうのは縁がないから。ユニクロとか、しまむら、ってあたりで考えてますけど。材料費と手間賃、それに輸送費などが全部入ってあの値段。うーん・・・。