知らないモーン

 この日記を何人の人が目にしているのか・・・。そんなことは気にせず、でも読んで下さっている方々がいらっしゃることを前提に、会社での出来事を含めて日常のイロイロを書いてるわけです。

 会社での出来事を紹介している文章で、
「たじんこって、怖いもの知らずな人だ。」
と思う人も多いでしょう。(絶対数ではなくて、比率として。)実際、怖いもの知らずな性格と自認しております。ホホホ。
 でも、ここの日記で紹介しているようなザックバランな会話をする取引先というのは、自然にそうなったのです。長いお付き合いの取引先さんでも、もっとヨソヨソしい仕事の話だけのところが多いです。そういうところがほとんどです。
 中には、最初からフレンドリーな語り口の営業さんもいます。そういう人は、どこに対してもそうなのか、それとも私が女だからなのか、理由は不明ですが、別にそれはそれで良いと私は思っています。私が不愉快にならない限り。どんなところで私が不愉快に思うかは、本当に我ながら微妙な違いなので。

 で、本日、S社のTさんから、当社のOさん宛てに電話が。
「Oさん、いますか。」
「申し訳ございません、本日は外出しておりまして、帰社が6時の予定になっております。」
「あー、そーお。じゃあ、戻ったら電話くれるように伝えてくださーい。」
「はい、かしこまりました。」
「んー、6時かー。6時だと、俺も帰っちゃってるなぁ、ははは。」
「はぁ・・・(伝言してから言うなって。)」
「連絡、取れませんかね?」
「取れると思います。」
「じゃあ、S社のTまで電話くださいって。」
「はい。」
で、Oさんの携帯へ連絡をとる私。うちの会社は、携帯電話は全て個人で費用をまかなっているので、取引先へはやたらに教えないという暗黙の掟があるのです。でも、教えて良いよってOKが出れば別。
「もしもーし、たじんこです。S社のTさんが連絡を取りたいそうなんですけど。」
「あー、じゃあ、俺の携帯を教えて、直接電話してくれって伝えて。」
なんだか伝言ゲームみたいになってきたぞ。S社のTさんに電話を折り返す私。
「####社のたじんこと申しますが、先ほど当社のO宛てにお電話いただいた件で。」
「はいはい。」
「連絡を取ったところ、携帯に直接お電話を頂きたいとのことなんです。」
「だって、携帯番号知らないもーん。」
だ・か・ら、今から言うちゅーねん。知らないモーンなんて、女みたいな口をきくなちゅーねん。
「はい、番号は今から申し上げます。090の・・・。」

 どう思います?知らないモーン、だってよ。そんなカワイコぶったって、何も出ないぞ!!