映画「ターミナル」

 久しぶりに映画を見ました。トム・ハンクス主演「ターミナル」です。

 まだ公開されたばかりだし、これから見ようという方もいらっしゃるでしょうから、トム演じる主人公が一体何の目的でニューヨークへ来たのかは伏せておきましょう。主人公はある目的を果たすべくニューヨークへやってきました。普通なら、すぐにその目的は果たせ、ついでに市内を観光し、彼はすぐに故郷に戻れるはずでした。が、実際には彼が飛行機に乗っている間に、祖国ではクーデターにより政情不安となり、アメリカとの国交が一時断交という状況になります。よって、彼は空港から出ることも出来ず、祖国に戻ることも出来ず、という「法の谷間」に宙ぶらりんにされてしまうのです。
 彼は、英語がよく話せず、所持金もなく、それでも何とか困難を乗り越えようとします。彼は、空港からこっそり出ようと思えば出られたのに、妙なところで正直者らしく、空港で生活を始めてしまうのです。
 さて、彼が祖国へ戻れる日は来るのでしょうか。彼の目的はどんなことで、その目的は果たせるのでしょうか。是非、映画を見てください。
 私の感想は、一言で言うと「罪の無い映画」という感じ。あまり気が滅入ることもなく、ちょっと笑って、ちょっとホロリと涙ぐむ。

 帰ってから、トム・ハンクスが出演している映画で見た記憶があるものを思い出してみました。「グリーンマイル」「プライベート ライアン」「キャスト アウェイ」「ロード トゥ パーディション(だったっけ?タイトルがうろ覚え)」どちらかというと、シリアスな役の映画が多いように思います。でも、今回のような役も、なかなか似合うわ。