料理

 おー、私の日記に”料理”なんていう見出しを付ける日がやってくるとは。でも、料理ってほどのことじゃないの、本当は。
 母が、私のためにタコの刺身(刺身っつーか、茹でタコのスライス)を用意してくれたが、母自身はタコが嫌いなため、食卓に出すのを忘れた、というのが発端でした。ま、もう一回茹で直せば大丈夫だろう、と茹でつつ、ちょっと台所から離れた隙に、たじんこが登場。どうやら腹が減ったらしい。タコを見て、何をつけて食べよう、と想像をめぐらした。たこわさ、なんてのがあるくらいだから、タコはわさびと相性が良いよな。売られていたときに、ワサビが添えられていたし。でも、そのままワサビ醤油ってのも、芸がないな。
 なんとなーく、長ネギの使いかけが目に入り、おもむろに5センチくらいの長さに切り、それを縦に細く切ります。理想は白髪ねぎ、だけど緑も入ってる白髪ねぎ。細く切りたい理想を裏切り、無残な出来栄えのネギ。包丁が切れないんだな。母上は、不思議なことに切れる包丁が嫌いなんですよ。既に料理がヘタな証拠だよな。普通は、よく切れる包丁を好むだろ。勝手に研ぐと怒られるんだよ。ちぇ。しかも砥石をどこに仕舞ったか、不明。まぁ、いいか。食べちゃえば同じさ。ネギ、本当は水にさらして、ちょっと辛味を抜きたいが、面倒だし時間がないので(他の夕食メニューは出来ていたので)、タコの茹で汁をネギにかける。なんちゅー大雑把な。
 で、茹でたタコのお湯を切り、皿に盛る。ネギを上に乗せる。オカカをまぶす。ワサビ醤油を絡める。
 問題は、トータルで2回もゆでられたタコが若干硬かったことかな。もぎゅもぎゅ、と噛みました。アゴが丈夫になって良し。