順番

 お使いを頼まれて、某DIY店に行ったときのこと。私が買うのは、小さいシールだったんですが、ともかくレジに並ばないと買えないですわな。で、3列くらいあるレジから、一番早そうな列(といっても、それぞれ3人くらいしか並んでませんでした)へ。私の前にいたのは、ジイサンです。なかなかデカイ横長のサイフを持って、スリッパなどを購入。さて、レジのお嬢さんが
「○○円です。」
といったら、そのジイサンは万札をヒラリと投げた。明らかに投げた。ちょっと違和感を感じた私。レジ嬢は、品物を袋に詰めて、その万札を取り
「一万円お預かりします。」
といって、お釣りを取り始めた。そこへジイサンの奥さんと思われる人が登場。ジイサンはサイフを奥さんへ返却。つか、そのサイフは奥さんのだったのかい。どうでもいいが。が、サイフだけ受け取ると、奥さんは荷物も取らずにさっさと外へ。お釣りを受け取ってないのに、ジイサンの足もジワジワと出口の方へ。なんて落ち着きのない奴。レジから徐々に離れようとしているジイサンに明らかに動揺しているレジ嬢、手を伸ばして釣りを渡すも、ジイサンがちゃんと近寄らないので、お金を落としそうに。こらえたジイサン、さすがにレシートだけは落とした。さっき万札を投げたお返し、というわけではないけど、ザマミロ、と思った私が会計をしようとしたとき、さっきの奥さんが戻ってきた。どうやら、表に山積みになっていたリポDをケース買いしようということらしい。それはいいけど、レジを逆流して来ているのだ。お前ら、本当にいい年こいて何やってんの。さっきサイフを受け取った時点で会計が終わってることは明白なのに。改めてまた並ぶのが面倒だからって、逆流かよ。私が会計しているレジに来たとき、たぶん私の形相がすごかったと思われるため(すいませんね、機嫌が如実に顔に表れるんですよ。)、その隣のレジへ。でも、逆流には変わりなし。後ろのレジも数人が待っているはず。つか、私の顔が怖かったら、ちゃんとレジに並びなおせ。
 買い物してると、マナーが悪いって感じること多い!店員がなっちゃいねぇ、というパターンももちろんあるけど、逆もまたしかり。別に頭を深々と下げて”お買い物させていただく”という態度を取れというわけじゃないけど、買い物って商取引でしょ。買う方と売る方は対等な立場ですよ。でもなぜか、多くの人が、お金を出す買う側が偉くて、売る側がへつらうべき、と考えているみたい。年配の人の方が、始末が悪いって人が多い気がするけど、どうだろうな。
 会社で電話応対していると、役職が高い人でも電話のかけ方がなっちゃいねぇ、というのに通じる気がするな。内輪で威張っていられることを、外でも通用すると勘違いしてるんだよね。ひどい人は、社名も自分の名前も名乗らないもんね。声だけで分かるほど仲良くなってないっての。
 私は母と買い物に行くことが多いので、そういう不愉快な輩を見つけたときはブチブチと母に報告するわけです。でも、ここでもブチブチ書いたる。だって、今日はオカンと買い物じゃないもん。