300えん

 しまむら、という、服などをお安く提供してくれるお店があります。が、我が家からは車じゃないと行けないような距離。免許を持ってない母は、一度も行った事が無い。その母が、19日の買出しのときに、しまむらへ連れてって、と言う。なんでも、300円くらいで敷物を売っているので、花梨のために買いたいという。ほー、花梨のためにね。か・り・ん・のためにね・・・。
 そもそも、日記に何回も書いている通り、家中イタルトコロに花梨の寝床があり(ちゃんとした寝床もあれば、元はソファだったシロモノもある)、その中で夜に活躍しているのが、私のロフトベッド下の一部を占領している、元・座椅子です。が、長年の使用により、スポンジがへたれてきて、寝心地がいまふたつくらい悪くなったらしい。似た様な座椅子を探したんだけども、座椅子ってのは座椅子であって、人間様が座るための形をしているのが多い。だから、リクライニングさせて真っ平らにしたらベッドのような形になるなんてのは、あまり無い。そして予算もある。いくら花梨がかわいいからとはいっても、うちはお金持ちじゃないのよ。
 で、その元・座椅子の代わりに、しまむらで安売りされている敷物はどうか、ちゅーわけです。が、結論から言うと、その案は却下され、セキチューで長座布団というのを買いました。サイズが普通の座布団の2倍(長さがね)。これを買って、ちょっと干して(帰ってきたのがお昼だったので、2時間くらい干せた)、元・座椅子の上に敷いてみた。・・・高さが出て、ちょっと落ち着かないらしい。しかし、花梨は自分のだー!新しいのだー!って分かるらしく、いつになくソワソワ・イソイソと寝心地だけは確かめていた。お前は本当に面白いのう。
 座椅子はジャマだね、ということで撤去。改めて布団を敷く・・・敷こうとするのと同時に、再度現れて寝てみる花梨。確認に余念が無い。お前は本当に面白いのう。
 だが、干したばかりだし、その日は気温が高かった。布団で寝ていると暑いらしい。新しい布団で早速寝てみる→暑くなって板の間へ避難する→でも気になるので布団に戻る→でも寝てると暑い・ホカホカしてる、ということを繰り返していました。
 花梨が熟睡しているのを見計らって、ジャマな元・座椅子を分解。これがねぇ、大変でしたよ。私の考えが甘かった。なんせ安物だから、パイプで出来ている骨組みにスポンジが巻きつけてあって、それにカバーをかぶせて留めつけてあるだけ。だが、老朽化によりスポンジがボロボロになっていて、布のカバーを外した途端、スポンジのカスがボロボロボロ・・・。部屋があっというまに惨憺たるアリサマに。ぎゃー!外で分解すべきだった!しかし、やり始めたものは仕方ない。大きなゴミ袋二つにスポンジの残骸とズタボロの布カバーを突っ込み、外へ放り出しました。
 母が言うには、布団の下にスノコを敷いた方がいいそうです。余計に掃除が面倒になりそうな提案です。そして、スノコにキャスターつけると便利ね、とかのたまってます。ご自分でなさったら?って言うと、この根性悪娘!って怒られるんですけど。納得がいかない・・・。