あれ?

 本当は、『今日はやっと例の人と二度目のデートできました。楽しかったわあぁぁぁ。』という日記を書く予定だったのに、気づいたら今は8時。もちろん夜。とっぷり夜です。夕飯も終わりました、皿洗いも終わりました、花梨は丸くなりました、っていう時間です。あーれー?
 考えてみたら、前回、土曜日の夜に電話があったからといって、昨日の夜にまた電話があって、日曜日お時間ありますか、えーもちろん空いてますったら、っていう会話があるという確約はなかったのでしたね。しまった、いつもの想像癖つうか妄想癖っていうか暴走癖が出てしまったわ。
 で、日曜日の今日になってから、
「あれ?土曜日の夜、自分から電話しても良かったのでは?」
って思いついても遅いんだよ!自分のバカ!映画のチケット、買っといたのにぃ。でも、3月まで使えるからまぁいいや、あはは。
 相手の人の職業は、未知の職業というわけでもないけれど、かといって全く今の私とは縁のない職業なだけに、忙しいって言われたら、そういうもんかなーと思うしかない。でも電話くらいくれたっていいのに、という乙女心と、そんなウジウジしてんなら自分から電話するなり、すっぱりあきらめて断れよ、という男前心が錯綜する、そんな毎日をおくっています。
 土曜日、お茶のお稽古の際に、紹介者のTさんに久しぶりにお会いできて、まずはお相手から電話来ましたという報告をしました。もちろん、帰り道、他の人がいないところでですが。で、お相手の母上も心配なさってくださってるようで、
「ほら、私はお相手のお母さんと知り合いだから、電話したんだけど、お母さんの方がね、相手の女性をあんまり待たせると悪いって気になさっててねぇ。」
うん、まだ会うに至ってないですが、私は待つのはいいですよ。でも、一体いつまで待ってればいいんでしょう?こうなったら、太平洋の如き心じゃなくて、北極海の如き心持になってやる。厳しい寒さを越えて私のところまで来い!おらおら!っていう気持ちで…。遭難しそうだな。
 私の母も相変わらずで、
「一生のお願い、いや、二生のお願いだからさ、断っちゃってよ。失礼じゃないの、こんな待たせてさー。」
って言ってますし。一生のお願いはともかく、二生のお願いって何だ?
 で、せっせと日記に愚痴書いてるわけですね。