笑ってる

 話は変わって花梨の散歩。久しぶりに行ってきました。掃除機をかけているところから、ずっとつきまとっては、ウルサイって怒られて、一旦は退くものの、やっぱり気になってたじんこの様子を伺う花梨。
「あーもう!終わったら連れてくって言ってるじゃないの!いっちいち掃除の邪魔しに来ないでよっ。」
げに恐ろしきはヒステリーなたじんこ。もしや、更年期?
 それはともかく、例によってセーターを着せて、スタスタと散歩にでかけた花梨とたじんこ。今日は晴れて風が弱く、とっても良い陽気。
 ちょっと細い路地に入ろうとしたとき、向こうから車が一台、ゆっくり走ってきました。ちょうど、停止線(止まれ)があるので、徐行してきたのでしょう。その車の運転席も助手席も、良く見えました。なんか、ものすごく笑顔になってます。たぶん夫婦なんでしょうか、私と同じかちょっと上なのか、っていう年齢に思えたけど…。その幸せそうな笑顔は良いんですが、視線の先が、花梨だったような気がしました。
 母も、花梨のセーター姿を見て笑う人がいるって言ってたな…。遠くから見ると、なんか変な生き物に思えるんでしょうかね。
 いや、違う、あの二人は偶然違うことで笑いあっていただけなのだ、花梨を見て笑っていたのではない、まして私のスッピンを見て笑っていたのでもない、と信じたい。