見られないといえば

 そういや、映画を見に行ったときに、予告編で「南極物語」が流れてました。予告編だけで泣ける…。ていうか、これはリメイク版だからね、もうストーリーは知ってるしね。
 「南極物語」は実話なわけですが、実際に火山が噴火したとか地震とかで、ペットを置き去りにしなくちゃならなかった人々が大勢いたわけですよね、つい最近もね。そういう報道を見たり聞いたりするたびに、犬を飼っている自分が、犬を置き去りにして避難させられることになったら…ってリアルに想像してしまうわけです。でも、どう考えても、花梨を置いて自分だけ逃げるなんて出来ない。死ぬのもイヤだが、花梨を置いていくのもイヤである、と。今だって、母と二人で出かけるときに、落ち着かない様子を見せているのに、大地震のあとに二人で避難の準備なんてしてたら…。そんな花梨をおいて、じゃあね元気で、なんて言えるかー!!
 自分は一人で残ります、って抵抗するか、近所の犬好き・猫好きを抱きこんで
「リュックの中に入れてしまえば分かりませんよ。」
って皆でズルをして避難先に動物を持ち込んでしまえば勝ちか、でもその方法だと大型犬はどうしよう、お面をかぶせてコートを着せたら、人間に見えないかしら、なんてアホなことを考えているだけで1時間くらいはヒマがつぶせます。