イマドキ

 某ブログを読んでいて、感じ入りました。
 そのブログは主婦の方の夕飯の献立と育児にまつわる楽しい日記なんです。子供は小学生と幼稚園。さて、幼稚園とか小学校に上がると、親御さんたちは、まず役員選びから始まるわけです。
 自分のおぼろげな記憶をたどってみますと、私の母の世代はかなり専業主婦率が高かったように思います。なので、フルタイムで仕事をしている人より、専業主婦の人が優先して役員になってた(仕向けられてた)ように思う・・・。私もその場面に立ち会ってるわけじゃないから、いい加減な想像だけど。けど、今は仕事を持つ母親も格段に増え、仕事があるから役員は勘弁して、という言い訳は通らなくなってきているようです。手のかかる赤子を抱えた母は、かろうじて免除される、らしい。
 専業主婦の母は、たぶん役員ってやったことなかったと思う。先生や周りの母親たちには、
「たじんこさんのお母様は、旦那様が先生をしていらっしゃるし、お仕事もしていらっしゃらないから、そういう方に是非役員をしていただきたいんですが。」
と、はっきり指名されたこともある、というのは本人から聞きました。が、さすがに私の母親だけあって、
「夫の職業は関係ありません。夫は慢性の病気にかかっていて、年中入院と退院を繰り返しています。役員など引き受けられません。」
と断ったそうです。でも、これが今だったら、あんまり断る理由として認められないんじゃ・・・。
 そして、ひどい人は、上の子が小学生なのでそちらの役員、下の子は幼稚園なのでこちらも役員、と役員かぶりまくりになるらしい。
 子供がいない私が何か言うのは変だということは承知してるんだけど、やっぱりおかしいよ、それ。茶道の青年部の経験からいって、どんな組織でも、役員というのはそれなりに時間の負担が大きいもんですよ。なのに、幼稚園や小学校の役員を既に引き受けている場合でも、それが免除の理由にならないってのは変でしょ。まぁ、それぞれの事情を言い出したらキリがないけどさ。
 育児そのものも大変そうだけど、こうやって、育児にまつわるエトセトラな雑用を知ると、余計に面倒くせぇなぁ、って思っちゃうよ、私は。そんなことは、結婚してから考えろって話なんですけどね。