買い物

 先日、茶道のH先生が、茶道具を扱っている某お店が、展示即売会を高崎で行うということで、封書をくれました。中に入っている券を出すと、粗品が貰えるの。粗品つっても、菓子器ですよ。塗りの干菓子器。粗品で配るくらいだから、ものすごくいいものってわけでもないけど。H先生は、開催されている日曜日と月曜日はどちらも用事があって行けないから、券をあげるわ、ってことでした。
 場所が高島屋のすぐ近くなので、母を誘って、行ってきました。つっても、茶道具なんて買いません。数奇屋袋が買いたかったの。数奇屋袋ってのは、茶会のときなどに、袱紗とか懐紙や扇子を一式入れておく、少し大きめの袋です。
 茶会のとき、バッグを持っていっても、茶室では邪魔になるだけ。が、着物は袂とか、袱紗や懐紙などは懐とか、ある程度入れる場所があるけど、洋服で行ったときには困るんですねぇ。懐紙バサミ、ってのもあるんだけど、小さいのね、入れ物が。数奇屋袋の方が、もう少し入れられるので、便利。何年も前、先生が持っていた新品を売ってもらったのをずーっと使っていたんですが、そろそろ違うのが欲しいなーと。タイムリーでした。
 10時に開場、とほぼ同時に突入。ホテルの一室なんですけど、誰もいなかったらどうしようかと…。人数は少ないけど、大丈夫でした。というか、顔の知られた先生ならイザ知らず、私が行っても誰も茶道具を薦めになんか来ませんよ。お、これいいな、ってものに限って、値段が高かったりして悲しくなりましたよ。いや、茶道具としては安いのかもしれないけど、そんな10万円とかするようなものをホイホイ買えるかよ。でもあの御所カゴ、ちょっと欲しいにゃー…。旅のお供に、茶箱とかカゴに一式道具が納まっているのは、欲しいなって思ってるんですけどね。でも、最初から一式揃ってるのもいいけど、自分で見立てて、茶道具として売っているのではないカゴとか、小さい茶碗とか、そんなのをより集めても面白いですよねぇ…。
 で、話はそれましたが、今使っている数奇屋袋がピンク系なので、今回は白っぽい地のものを買ってみました。半額なので5000円弱、だけど、もともと1万円もするのか、この数奇屋袋?半額なんつって、最初から高い値札を付けてないか?とは思ったけど、どっちにしても5000円なら払ってもよし、と思えばな。あと、コブクサを2枚ほど買って、あっさり素早く買い物終了ー。
 このコブクサというのは、普段はそんなに出番が無いものなんですけど、最近は気に入ったのがあればチョコチョコと買い足すようにしています。特に台子のお稽古のときになると、急に出番が増えるので。あまりケバケバしくない色柄で、柔らかそうなもの。これも1枚5000円弱が、半額ということで2000円代。こちらは2枚。これからの季節に合わせて、やはり何となく白っぽい色を選んでしまった。
 さて、買い物が終わったら、母と待ち合わせている高島屋へ。ちょっと洋服を買ってみたり。マネキンが着ていたボレロ風カーディガン、すっごくかわいかったので、お買い上げー。母に、
「それこそ、編みなさいよ、自分で。」
と言われ、
「これ、カギ編みだから無理無理!途中で飽きるもん、絶対に。こんな細い糸。」
などと言いつつ…。編物が趣味と言いつつ、既成のニットも結構買ってるぞ。でも、既製品はものすごく細い糸を使っていることが多いから、自分じゃ編めねぇって割り切ってます。
 地下の食料品売り場に母が行っている間に、私はちょっと探検。「かんざわ」という毛糸やさんをチェックしに行ったのです。日曜日が定休なので、せめて場所の確認だけ。高島屋に近いのは「ラ・レーヌかんざわ」ってところで、本当にすぐ近くでした。定休日なのでシャッターが降りていて、中はうかがえなかったのですが、小さいお店でした。が、編物教室の看板もかかっているので、やはり一度は中をチェックせねば。
 大抵、高崎に来るときは日曜日。しかし、いつか来るぞー。が、どちらかというと、「毛糸蔵」の方が、店舗が大きそうだ。こちらは別の日にチェックするぞー。