美容院

 ひっさしぶりに美容院に行って来ました。今日はパーマもかけたので、クリクリン。

 ワタクシ、ずぼらでモノグサで人生そのものを手抜きしてるような人間ですので、美容院も嫌いじゃないけどマメに行く人間ではありません。実に1年ぶりくらいに行って来ました。既に、自分が前にどんな髪型をしたのかすら忘れてます。美容師さんが、
「わー、髪の毛伸びたねー。」
って開口一番で驚いていらっしゃいましたが、はて、前回はどのくらいの長さでしたっけ、と聞き返すような始末でした。

 そろそろ髪の毛を何とかしないとなぁ、とは思ってたものの、まず予約の電話をするのを忘れるものだから、どうしようもない。おまけに、行くのはいいけど、どんな髪型にするかが決まってない。そんなある日、友人Mが、
「たじんこさん、髪伸びましたねー。パーマはかけないんですか?」
と。パーマ?パーマか。パーマね。そういえば、私のパターンで、秋になって涼しくなるとパーマをかけたくなるというのがあったな。で、ヘアカタログを買ったけど、掲載されているパーマヘアは、なんだか寝癖みたいだ。私は手芸好きにあるまじき不器用人間で、ヘアアレンジとかも凝ったことは出来ないのです。ゆるーくかけたパーマを、朝のスタインリングでサマになるように…なんてワザは、たぶん無理。揉んだり伸ばしたりして、結局単なるボサボサ頭になるでありましょう。どうせかけるなら、ちょっとしっかりめのカールが出るようにかけた方が、私の性格と技術に合っている。
 そんな基準で雑誌をめくっていたある日、気に入ったヘアスタイルを見つけました。KOSEという化粧品メーカーの、無料で配っているパンフレットで、「BEAUTY PROFILE 2006 EARLY AUTUMN」という冊子に載っていました。片方の表紙がハセキョーで、もう一方の表紙は柴咲コウ。が、この二人は美しいが髪型をまねしようとしたのは違う人。この冊子の16ページの美女の髪型が気に入って、美容院に持ち込みました。ヘアカタログと違って、こんなテクを使ったという解説は無いんですが、大き目の写真だし、モデルさんは横顔なのでヘアの感じが分かりやすいし、多分大丈夫。大丈夫じゃないのは、私とモデルさんのギャップだけだ。
 写真を見ながら、私は毛先がクリクリっとしていて、根元はパーマをかけたくないという希望を伝えまして、美容師さんが、写真の感じだと、ゆるいパーマをコテかカーラーでアレンジしているみたいなので、パーマ自体はもう少し強めにかけて、それを伸ばし気味にスタイリングすると良いのでは、とアドバイス。それから、後頭部のボビュームのために、大き目のロッドで2巻きくらいゆるくパーマをかけるとモデルさんの髪型の雰囲気が真似できる、という話にまとまりました。おかげで、大満足な仕上がりになったんですが。問題は、ちょっと女っぽさ度合いが高いヘアスタイルなので、作業着に合わないような気がするのと、今日のこの仕上げが自分で再現できるかどうか、ですね。
 ヘアスタイルを変えるにあたって、鏡台の周りにちらばっていた、大昔からのスタイリング剤を処分しました。だって、あんまり昔に買ったのなんて、恐ろしくて使えないでしょう。で、今日は美容師さんが使ってたスプレーを一本だけ調達してきました。使い方も伝授してもらいました。ようし、これで頑張るべ。