チャレンジャーたじんこ パート2

 さて、今日はいよいよ本番(?)です。10時ごろから、ソワソワと料理の本をひっくり返して予習です。たかがパスタなのにねぇ。
 会社で千趣会を取っているのですが、その料本シリーズを実は買っていたのだ!まだあれは20代半ば…、
「そのうち嫁に行くことになったら(当てはないけど)、きっと役に立つ。」
という気持ちで、シリーズ12冊と別冊3冊を買い集めたのであった。別冊は4冊だったかもしれない。が、案の定というかなんというか、本棚の隅っこに追いやられてました。全然、役立ってない。別に嫁に行かなくても役立てればいいのに。
 今回のパスタは、とってもシンプル。何せ、キノコしか入ってない。母は、旨みを出すためにベーコンを少し入れたらどうか、と言うが、今回は先生の指示通りに作ります。今回の先生は、ポンテベッキオの山根シェフです。(って、本に書いてあった)
 まずは、材料を全部引っ張り出します。キノコ4種類、パセリ、オリーブオイル、唐辛子、にんにく、コンソメ、パスタ。タリアテッレはフェットチーネと同じなんだそうです。地方によって呼び方が違うらしい。紛らわしいなぁ。厳密に言うと違うのだろうか、しかしそんなことはこの際どうでも良い。11時に調理開始、母はちょうど花屋へ買い物に。にんにくの隠し場所(隠してないったら)が分からないので、帰ってきたら聞くことにして、パセリをみじん切りにしたり、唐辛子を小さく刻んだり。にんにくの隠し場所(隠してないってば)も教えてもらい、準備万端。おもむろにフライパンを取り出し、オリーブオイルを大さじ4。ちょっと多いような気がするなぁ。ここで唐辛子とニンニクをいれて香りを出します。弱火でな。同時進行に自信がないので、パスタをゆでるのはソースが出来てから。そのうちオリーブオイルがシュワシュワーとしてきた。ニンニクが少しコンガリするまで、シュワシュワー。そして、頃合を見計らって、とんでもない量のキノコ(すごく適当に用意していたら、結構な量になった)を投入!キノコが全体に油になじむまで、じゅわじゅわー。あんまり火力は強くしないで、じゅわじゅわー。(本では、ここの火力は特に指示がなかったですが、焦げるのが怖いので中火より弱めの火力)そして、パセリを投入!コンソメスープも投入!!
 ここで、コンソメスープの量を間違えました。お湯に溶かしたコンソメスープを大さじ2入れるところ、3/4カップほど投入してました。っていうか、計量カップコンソメを溶かして、そのままジョバーって入れてた。
 この際、煮詰めればいいや!と、火を少し強めてシュワシュワ・ブクブクと。で、ソースを煮詰めるという余計な工程の合間に、パスタをゆでます。9分。このためにキッチンタイマーも買ったぜスイッチオン!ソースはシュワシュワ、パスタは鍋で泳いでいる。ここで皿洗いタイム。ついでに、料理酒の横の賞味期限が切れたミリンを片付けたりします。賞味期限は切れてないけど、未開封のごま油も大小で発見。2本もいらんがな。
 さて、おそるおそるソースの味を見ると、うむ、思ったより良いではないか。味がしっかり感じられたので、最後の塩は入れないで置こう。そしてパスタが茹で上がり、ざるに一旦あけますよアチチチチ。パスタは適量を量るための量りが無いので、目分量ですが、大丈夫そうです。すくなくとも、フライパンからあふれたりはしてません。
 ここで、ほどよくグルグルとかき混ぜたところで、お皿に移します。出来た…!とりあえず、塩と砂糖を間違うことなく(使う前に舐めた)、焦がすことなく、作りすぎることも無く、見た目はまともにできた。ちょっと汁気が多いのが、本と違うけど。
 で、母と二人で戴きます。先に食べていた私が、
「完成してみると、ちょっと塩気が足りなかったかなぁ。パスタを入れる前は塩が効いていたと思ったのになぁ。まぁ、これはこれで美味しいが、もう一味、何かが足りない。やはり、ポルチーニが足りないのだろうか。」
という顔(どんな顔じゃ)で食べていたので、母が
「何よ、美味しくないの?」
とびびってました。
 母の感想は、
「割と好きな味だけど、もう一味欲しいのと、油が多すぎたんじゃない。でも、次もよろしく。」
ということでした。油は、ちゃんと量ったんだけどなぁ。というか、スープの入れすぎでちょっとペタっとしてたよなぁ。最初からそんな上手に出来るわけはないんだけどさー。
 次回はサーモンのクリームパスタをお送りします。もう、材料は手帳に書き写しました。ついでに、丸パンと塩豚も。あと、お隣さんから大根をどーんと2本も貰ったので、豚バラと煮たら美味しいのでは?とイッチョマエなことを考えたら、ちゃんとレシピがあった!その名も、ダイコンと豚バラのさっと煮。これも材料を書き写しました。おお、いよいよ花嫁修業らしくなってきまたよぉ。問題は、貰い手がついてないことだけど、まぁそれは良いや。