花梨

 今日は、かなり元気に散歩に出かけていきました。日々、良くなっているみたいです。
 が、やはりビッコをひいていると、それが疲れるみたいで、途中で座り込んでしまったそうです。
 だからさ、花梨、足が痛い間は、いつもより短い距離だけ歩けばいいんだよ。なのに、お前は散歩のときは自分の行きたい方ばっかり引っ張って行って、行きたくない方向には座り込みで対抗するんだから。
 お前の体重は今、約10キロだろ?スーパーで売ってるお米と同じくらいじゃないか。お前が座り込むと、お米の袋を抱えたまま歩かされるのと同じで、つらいんだよ。私だってつらいんだから、うちの母がそんなことできるわけないだろう?全快したら、お前の行きたいところへ散歩に付き合うから、当面は本当に近くをグルリと回るだけにしておきなさい。
 と、ツラツラお説教していたら、グースカ寝てしまいましたよ、うちの花梨。なんでだ、なんで私はこんな犬が可愛くて仕方ないんだ。言うことは聞かないし、飼い主を飼い主と思ってないし、むしろシモベって思ってるし。アッシーとかメッシーって呼ばれていた人たちも、こんな感じだったんだろうか。