花梨のその後の続き

 セカンド・オピニオンを求めて、別の獣医さんに行ってきました。
 ちょっとクセのある先生だけど、腕は確かだから、何を言われても我慢して、花梨を診てもらいなよ、と近所のアメリカンコッカースパニエルの飼い主さんから、紹介してもらいました。
 電話で簡単に経緯を説明して、とにかく診察してもらうことに。
 乳房のシコリだけじゃなくて、一応全身状態も診てもらって、シコリの他は異常が無さそうだということでした。で、シコリの件を中心に色々と話を伺う…というか説明してもらう…というか、最初のうちは怒られていた…ような。
 シコリについての診察結果は、結局のところ同じでした。乳腺腫瘍で、良性か悪性かの可能性は半々。手術して取り除くのが、万全を期すには間違いない方法だということも。ただし、手術を急ぐ必要はなくて、今の状態をしばらく観察して、腫瘍が増える・大きくなるなどの異常がなければ、手術を先延ばししても問題ないということ。特に、先の獣医さんでは、自分の仕事の都合で手術の時期を決めたがっているけれど、本来は犬の様子で判断し、決断すること。悪性じゃなければ、このまま寿命を迎えることだって出来る。
 その後も、色々と話を伺って、私からも腫瘍のことに限らず質問をして、気付いたら1時間以上いました。他の患者さんがいなくて良かった。
 結局のところ、飼い主が納得できるかどうかで決まってしまうのですね。当たり前なんだけど。
 母は、もはや今までの獣医さんに不信任決議案を可決、という状態で、新しい先生にお世話になることになりそうです。別に新しい先生が信用できない、ってわけじゃなくて、ただ医者のジプシーをするのはイヤなだけで。今お世話になっている先生が、最近
「手抜きしてるんじゃない?」
っていうふうに思えなくもないので、まぁ仕方ないのかなぁ…。今回の先生は、犬の飼い始めから立ち会う主義なので、うちみたいに、飼い主の都合で途中から切り替えるのは、本当はイヤだってことなんです。そりゃ、主義としては正しい。
 私だって、いい加減にしようと思ってるんじゃないよー。ただ、あまりにも急な話に納得しかねるところがあるから、他の意見も聞きたかったんだよー。診察の結果は間違いじゃなかったみたいだけど、手術するかどうかについては、もう少し時間が欲しいんだよね…。自分の体じゃないから、余計に。でも、少しでもシコリが大きくなったり増えたりするのであれば、すぐに対処したい。今手術して全部取り除ければ、それはそれでいいんだけど。色々なケースが考えられるだけに、まだまだ頭の痛い日が続きそうです。
 今のところは、乳房のシコリが、もしかしたら発情期とも関係してるかもしれないので、1ヶ月は様子を見るつもりです。

 花梨は、相当元気になりましたよ。今日は、ウンコを3回もしました。食欲が旺盛になって、今までお通じが詰まり気味だったものが、開通しちゃったみたいです。乳腺腫瘍は、痛みやその他は無いそうなので、見た目元気が戻って、こちらも安心です。