QRコード

 最近、すっかりQRコードってのが一般的に使われるようになりましたね。携帯を買い換える前、私の携帯ではこのコードを読み取る機能が無くって、悔しかったんですよ、ちょびっとね。で、新しい携帯ではバーコードリーダーが付いたのが嬉しくて、会社でも休み時間に、コードを読み取らせて
「おーう、本当だ!読めるー。」
って喜んでいたわけです。読めたところで、部品の番号と名前が出てくるだけなんだけど。
 で、それが頭の片隅に残っていたのかどうか、単に実験を兼ねただけなのか、T係長がわざわざQRコードを作って、私が席を離れている間にペタ!っと貼っていたのであります。いそいそとバッグから携帯を取り出して読み取ると、依頼内容が。たいしたことじゃなかったですが。
「このソフトを使うと、バーコードが作れるから。」
と教えてくれた上で、こんなエピソードを披露してくれました。
「こないださー、カミさんに、子供のことで言いたいことがあったけど、直接言うとカドが立ちそうだったから、このQRコードを作って、いつも使ってるハンドクリームのフタに貼っておいたんだよ。そしたら、全然気付かなくてさー。」
きゃははは、全く気付かなかったか、もしくは子供のいたずらだと思ったのか。あるいは、実は気付いて読んでいたんだけど腹が立ったから反応しなかったとか。
 でも、わざわざバーコードを読み取ってからだと、余計にカドが立ちませんかね。ぽわわわわん(以下、妄想中)。
『何よ、こんなものをわざわざ貼って!言いたいことがあるなら、ちゃんと言えば良いじゃない!』

 実際に、T係長の奥様がどんな反応したのかは、結局のところ不明です。私はといえば、早速、同じようにバーコードを作って、外出した係長の机の上に置いときました。ちなみに、その内容は、
「頼まれた部品の引き取り、行ってきました!」
ってなもんです。わざわざメモをする必要もないくらいの、内容でした。ちゃんちゃん♪