ひとんちの台所

 子供のとき、建築関係に興味がありました。自分がボロ家に住んでいたせいか、こんな家に住みたいわぁ、とか夢想してました。そのままいけば、インテリアなんとか、とか、建築家になっていたかもしれない。が、お勉強が嫌いなせいもあるし、もともとセンスが欠如しているので、そういう方面の才能は無かったというか、いつのまにかそういうことに興味を持たなくなってました。
 が、人の化粧ポーチとその中身を見るのが好きなように、人の家を見るのは好きです。広告にある間取りを見ながら、
「ここは手芸ルーム。ここは、花梨との憩いの部屋にしよう。ベランダあるし。母ちゃんは一階だろうな、やっぱり。」
と夢想するのも楽しいです。先日、古本屋でチラっと見た雑誌は、家をペットと暮らすためにリフォームした実例を集めたもので、
「へーえぇぇ、これはペットを飼う人にとっては夢のような話ね。」
と感心しました。今、バリアフリーなんて言ってますけど、段差が少なくて人間が暮らしやすい家は、ペットも暮らしやすいのね、とくに高齢になったペットはね。あと、滑りにくい床材使うとかね。ううむ、私も宝くじが当たったら、こんな家を建てたい…。この空想ごっこは、お金があまりかからないところも長所です。ほほほ。宝くじ当たったら、つったって、宝くじ買わなきゃ当たりもしないっていうの。(自分にツッコミ)
 で、今日、またもや母と買出しに行ったとき、ルチェーレ!という雑誌を買いました。よそんちの台所特集。こういうの見るのが、割と好きです。
 すっきり、何も置いてない台所もあれば、ちょっとゴチャっとして見えるけれど実は配置がよく考えられている台所もあって、結局は個性が現れるんですねぇ。我が家は単に生理整頓ができていない台所ですけども。