万能細胞

 京都大学(とウィンスコンシン大だったかな)の研究グループが、人の皮膚の細胞から、ES細胞と同じような万能細胞を作ることに成功したってニュースでやってましたね。これも、なんだか分からないけどすごそうだ!って思ったのでした。NHKのニュースをマジマジマジと見ましたですよ。まだ、再生医療に対する突破口でしかないのかもしれませんが、しかしですね。自分の皮膚の細胞をちょっと取ってもらって、培養して万能細胞作り出して、それらを元に悪い病気にかかっている部分の細胞へ分化させて…なんて出来るとですよ、自分の細胞がベースなんだから、拒絶反応の心配もほとんど無いだろうし、患者の不安も少しは減るような気がするし、何か、なんか本当にすごそうですよ!
 いやー、これ、ノーベル賞くれないかなぁ?
 小学1年生のとき、作文の時間のお題が「魔法使いになったら」だったので、魔法を使って世界中の病気の人を助けてあげたいと思いますなんて、すごく可愛いことを書いたのを思い出しました。というか、父親が病気だったので、父親の病気を治すんだ、とか書いて、その後に世界中の人を…って書いたんだった。が、私が魔法使いにならなくても、魔法使いのような研究者がたくさんいるってことですよ。
 ちょっと笑えたのが、研究チームを率いる教授が、
「いつもは、論文をまとめて、それを発表したら、良かったなぁってビール飲んでるところ、今回は反響が大きくて、それだけ責任も感じています。」
というようなコメントをしているのを聞いたときでした。そうか、いつもは
「いやー、お疲れさま、皆。お疲れ様、自分!」
って感じで、ささやかにビール飲むんだ、と想像したら、微笑ましかったです、はい。