苦しい

 ここのところ、厚くなってきたので、じゃなかった暑くなってきたので、伸びてきた髪の毛をまとめてクリップで挟んでアップにしています。母には、
「何、その生活苦の母ちゃんみたいな頭。」
と言われ、
「だって、生活苦じゃん。」
と返事しております。
 今日は、おじさん社員に、
「たじんこさん、頭に蝶が留まってるよ。」
と言われて(クリップがそう見えたので言ったらしい。本当に蝶が留まってたわけではありません)、
「・・・実は、私は花の・・・生まれ変わりで・・・花の子ルンルンって言います・・・。」
咄嗟に何か冗談を返さなければ、と思ったんですが、妙に苦しい言い方になってしまいました。花の子ルンルンって・・・。でも、そういうアニメがあったような記憶があります。なんかさ、コンパクトを開いて呪文唱えたりすると、花がテーマのドレス姿に変身できるんじゃなかったっけ?テクマクマヤコン・・・は違うか。ああ、もう記憶が、記憶が・・・!
 それにしても、だ。普通の女子は、同じこと言われたら、
「うふふふ。」
って笑ってるだけだと思うのに、なんで私は咄嗟に、何か面白いことを言わねば、と思ってしまうのか。面白いかどうかは置いといて、別に普通にしてたらいいと思うのだが。どうせなら、エンタの神様に出られるくらい面白いこと言えればいいけど、そこまでのもんでもないし。