買っちまった

 なるべく料理本は買わないように、今までのもので何とか、って思っているんですが、最近マンネリだわーと思うとつい。マンネリつったって、あたいは週末しか作ってないじゃないか。そもそも、持ってる本だって、まだ作ったこと無い料理あるじゃないか。わりと冷静な心の声が聞こえてくるんだけど、私の煩悩は、そういう理性の声をことごとく無視。そして、理性より強い。

 今日と明日の週末シェフは、この本から作ります。
 はー、それにしても、いつになったらもっと料理が上手になるんだろう。そんで、
「きっと、これをこうやったら美味しいはず!」
みたいに、オリジナルで美味しいレシピが考え付くようになるんだろう。はー・・・(ため息)。なんか、てんきち母ちゃんみたいな人とは、脳の出来上がりからして違うのかしら。しかも、毎日料理していても
「料理って楽しい!」
って思える人もいらっしゃるというのに、私ときたら、料理が楽しくないこともないけど、面倒なこともある、みたいな考えだ。しかも、元々あまり味にうるさくない人間である私は、自分の料理を食べても、どの程度のものかが判断できない。食べられることは食べられるけど、すっごく美味いわけでもない、というレベルだと思う。本当は、ちょっと舌の肥えた人に食べてもらって、色々批評してもらうのが上達への早道なんだろうな。舌の肥えて優しいダーリン、どっかに転がってませんかね、っているわけないだろ。
 批評つっても、激しくダメ出しされた日にゃ、フライパン振り回して怒るかもしれませんから、あくまでも
「んー、悪くないんだけど、今日の場合はもう少し強火で炒めた方が良かったね。」
みたいな言い方をしてくれるダーリンが理想・・・。いやしかし、私の虫の居所が悪かったら、
「じゃあ、自分で作ってくれればいいじゃないの!」
って本末転倒な言いがかりをつけそうだ・・・。
 というわけで、色々妄想した結果、やっぱり私は自作自演が向いていることが判明いたしました。