久しぶりに読書なぞ

 図書館の本を片っ端から読んでも足りないくらい、読書に飢えていたのは中学から高校にかけて。あと、学生時代は電車通学の間がヒマで、よく本を読んでいました。
 が、今はあんまり読書熱が高まらない。小説が、ちゃんと読みきれない。本当に些細なことで躓いて、読む気が失せてしまう。困ったもんだ・・・。
 ま、興味が赴くものを読んでみましょうよ、ってことで、図書館で借りた本。『おかあさんになったアイ』。アイってのは、京都大学霊長類研究所にいる、松沢教授の研究のパートナーであるアイです。有名ですよね。そして、テレビで見ただけでも、私より頭が良い・・・。しかも、お勉強が好き。爪の垢煎じて飲まなきゃ・・・。
 チンパンジーっていうのは、実に人間に近い(人間がチンパンジーに近いのか?)らしいですね。是非一度、一緒に並んでバナナを食べたい、仲良くしたい、と思っているわけです。
 あんまり詳しいことを今まで知りませんでしたが、松沢先生は、アイたちに協力してもらって、その知性を探る研究をしています。そして、母となったアイ(と、他にも母となったチンパンジーがいるのですが)とその子供(アユムっていうんです、良い名前だ)の関係を通して、また人間の子育てと比べて分かったこと、予想できることなどを、この本で書いています。
 私がテレビで見たときは、私がまだ子供だったと思うんですが、アイは画面に向かって問題に答えて、ご褒美にリンゴが自動的に出てくるのを美味しそうに食べてました。が、どうやら今は、問題を画面に向かって答えると100円玉が出てきて、それを持って自動販売機に行くのだそうです。ややっ、そんな楽しそうなことを!とビックリです。
 アイは、野生のチンパンジーとは全く違う環境にいて、アユムはそんなアイを見て育っているわけです。今、アユムはどうなっているんでしょうね。うーん、興味シンシン。