お客さん

 さーて、いい加減、扇風機を片付けて入れ替わりにファンヒーターを出すか。というか、物置からファンヒーターを出さないと扇風機を入れる場所がないぜ!ってなわけで、ごそごそ片付けていたら、散歩中のコッカーちゃんが遊びに来ました。散歩中だったのです。
 このアメリカンコッカースパニエルちゃんは(長い)、長らくペットショップで売れ残っていたそうです。大事に飼っていたグレートピレニーズが亡くなり、しばらく犬を飼わないでいたAさん宅では、そろそろ犬を飼いたいわぁ〜という家族会議の結果をもって、娘さんがペットショップにリサーチに行ったのです。が、なぜかその犬が気になる。子犬の方がかわいいはずなのに、なぜか目が合う。これぞ運命の出会い。2回だか3回行って、やっぱり視線が合うの、あたしたち、前世からの縁が・・・?とまでは言いませんでしたが、すでにほぼ成犬になっていたコッカーちゃんを飼う事に。なぜ売れ残っていたのか、どうしても分からないくらい性質が良くて、実にいい子です。が、飼い主さんには実に忠実なコッカーちゃん、他人にはあまりなつきません。何回も顔を合わせて、やっとちょっと身体を触らせてくれるようになったですよ。長い道のりであった・・・。
 今、ふと思ったんだけど、犬に対してはこんだけ一生懸命心を向ける私なのに、どうして人間に対しては短気なのかしらね?
 ちなみに、花梨は自分のことを犬だと自覚してないので、よその犬に合っても、あまり興味を示しません。でも、自分よりコッカーがチヤホヤされているのを感じて、ソワソワしてました。この女王様め。