余談ですが

 東京出張の余談です。
 一旦会社に出社してから出張だったので、スーツ姿のまま会社に行きました。
 まず、H課長が
「うわー、たじんこさんがスーツ着てるの初めて見た。」
と仰ったのに始まり、色々な人から
「今日はお見合い?」
「今日は授業参観?」
と色々言われました。しかし、授業参観て。しかし、しかしですね、私が大学1年になってしばらくしたころ、高校のときの同級生ができちゃった婚をしましたという話を人づてに聞いたのですね。そのときの子、もう高校生なんじゃないの。ひょえーっ。思わず
「うちの子、ちゃんと手をあげて答えられるかしらー。」
ってママぶったジョーク飛ばしましたが、うちの子は既に反抗期を過ぎているのかもしれん。
 H課長は最近入社したばかり(といっても、半年?1年?は経っているけれど)ですが、会社にスーツ姿で行くのは全く初めてではありません。もっと若いときは、
「就職活動?」
って言われたけれど(遠い目)。
 それはともかく、偶然やってきた開発のM氏こと『殿』もきて、
「お!馬子にも衣装、たじんこにもスーツだな!」
というコメントをしたあとに、
「でもなぁ、首元が寂しいな。なんかネックレスとか無いのか。」
とか言うのでビックリしました。
「持って無いから買ってくれ。」
と言うと、
「ちょっと待て。今俺が、このゼムクリップをつなげてやる。」
「要らんわ。ゼムクリップて。別にそんなアクセサリーなんて無くてもいいじゃん。」
「いや。そういうもんじゃない。」
その会話を横で聞いていたN係長が
「ピー子じゃないんだから。」
「まさか殿にファッションチェックされると思わなかった。」
「そうか?俺は割りとそういうのうるさいぞ。」
・・・イヤなヤツだな。
 私も別にアクセサリー類が嫌いなんじゃないですが、普段使わないから仕舞いこんでいて取り出すのが面倒だっていうのと、順調に太り続けていると首も太くなってネックレスが短くなっちゃったっていうのと、普段付けて無いだけにそこまで頭が回らないっていうのと、まぁ色々理由はあるわけです。どれも、実に情けない理由ではありますが。
 世の男性諸氏は、そういうところも見てるのですね。しかし、私服で通勤するような会社じゃなくて良かった。面倒くさくて溜まらん。