花梨

 花梨は最近、ますます元気なようです。体のあちこちにシコリが出来て、年をとったせいもあるんだろうけど、乳癌が転移しているのかなーと思ったり。もう年寄り犬だし、今はほとんど見ないけれど、テンカンに似た発作を若いときに何回も起こしていることを考えると、少しでも危険度の残る麻酔付きの手術は出来ないという結論に達しているので、本人が元気そうだったら今まで通りの生活を続けるしかないんです。
 さっき、お昼ご飯のときに自分のオヤツの他に、ドラヤキの皮を少し貰ってご機嫌さんで、今は干したての布団でグースカ寝てます。
 こうして、年をとって犬猫が病気がちになったりヨボヨボになって介護が必要になってくるのは人間と同じ。なのに、そうなってくると面倒だからといってアッサリと犬猫を捨てる人も多いとか。バカね、犬猫は年寄りになった方がカワイイのに。花梨を貰ったときからカワイイとは思ってましたが(飼い主バカ炸裂)、今はもっと愛情が深くなってきているというか、感謝の気持ちさえ涌いてきます。たとえ花梨が、私がフラフラしながら医者から戻ったときに
「あれ、お帰り!時間的に、散歩でしょ、お散歩!待ってたのよー。さぁ!私はすぐにでも出かけられるわー!」
って、すっかり散歩行く気満々で玄関ではしゃいでいたとしても。花梨、少しは飼い主の体調の変化に気づけ。