暇つぶし

 熱が下がっちゃったら、あんまり眠ってばかりもいられなくて、ヒマひま暇。暖かい格好したら、本でも読むか。

異邦人(上) (講談社文庫)

異邦人(上) (講談社文庫)

 いつの本だよ、って話ですね。2年前の本です…。丸2年ってわけじゃなくて、一年とちょっと。2007年末に入手し、寝かせてました。寝かせても熟成しないって。
 実はですね、ジェフリー・ディーバーの本を読んでから、と思って、お正月休み用に買ったものの、先の本がちっとも読み進まず、現在に至る。ある本は、昆虫がたくさん出てくるんですが、その描写がどうも肌に合わなくて、気持ち悪くなってきてしまって…。でも、シリーズものだから、ちゃんと順番に読みたいじゃないですか。あうあうあう。
 今回、「異邦人」の方はまったく別の作家の別のシリーズだから、こっちを先に読もうって思いまして。結論からいうと、面白かったんだけど、シリーズのほかの本に比べるとちょっとパワー不足だったように感じました。緻密に話を組み立てていくことを優先した結果、ダイナミックにぐいぐい読者を引き込んでいくというのが無かったような…。別に舞台をローマまで持っていくこと無かったんじゃないのー?とか。マリーノがあまりに可哀想だよーとか。ローズも、あんなことになっちゃって寂しいよーとか。
 でも、次の作品も読むでしょうね、たぶん。こうなったら最後まで見届けないと。