褒められる

 今までの人生、あんまり人から褒められることってなかった。そして、せっかく褒めてくれる人がいても、
「社交辞令だから真に受けたらいけない。」
「お世辞、お世辞に決まっている。」
「そんな褒め方するなんて、あんた結婚詐欺か?だまされちゃいかん!」
って心の声が。って文章にすると、すごく暗い人みたいだけど。まぁ要するに褒められ慣れてないってことで。
 でも、最近はそんなんじゃ、せっかく褒めてくれる人に悪いし、自分も不幸(?)じゃないか、と気づいたのですよ。なので、褒められることに慣れようと。ほめられサロンですって。
 でも、やっぱりちょっと違うな。だって、
『たじんこさん、脚が細い!』
とか言われても。それはさすがに違うだろ。そりゃ、乱視だろ。早くめがねを作りなさい。
 でも、人間は単純に思い込んだほうが幸せかも、と思うんですよ。例えばコンサートでアイドルが私のほうを見たわ!間違いなく私を見たわ!もしかしたらあのアイドルと私は恋に落ちて・・・きゃっどうしよう!って思い込める人のほうが幸せ。